勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









畠中恵『すえずえ』(2016年12月14日 水曜日 20時22分)

畠中恵さんのしゃばけシリーズ第13弾『すえずえ』。

すえずえ (新潮文庫)

新品価格
¥480から
(2016/12/13 21:47時点)



今回も短編集で、ひとつひとつそんなに繋がっているところはないんだけど、
それぞれの人(?)たちの未来に繋がるお話。

ちょこっとずつ感想。
ちょっとネタバレ注意。

栄吉の来年

栄吉がお見合いをするんだけど、なぜか若だんなにはそのことを教えてくれなくて、
そのうちいろんな人が関わってきてひと騒動起きる話。
友達だからこそ言いづらい本気の恋のこととか、
友達だからこそ応援してあげたいけどちょっと寂しい気持ちとか、
読んでいて、なんだか一太郎も栄吉も大人になったなぁと思った。

寛朝の明日

広徳寺の僧、寛朝が、天狗に頼まれて妖がらみの困りごとを解決しに
小田原へ行く話。
天狗たちにまつわるドタバタと、猫又たちの踊りが可愛らしい。
そして若だんなは夢の中でも大活躍しちゃうのね。
(そしてまた寝込む)

おたえの、とこしえ

藤兵衛が上方へ商いに行っている間に、
長崎屋にトラブルが起こり、おたえが解決しようとするお話。
おたえがとにかく可愛らしくて、
若だんなに比べて妖の血も濃いからかちょっとずれてるところが
また可愛らしくて、ほっこりした。

仁吉と佐助の千年

若だんなのところに縁談が来たことで、
この先もし若だんなのところにお嫁さんが来たら、妖たちはどうするのか、
ということを改めて仁吉と佐助が考えることになる話。
若だんなみたいに、妖を受け入れてくれる人ばかりではないし、
人は妖よりもずっと先に死んでしまう、
そのことを改めて思うとちょっとせつない。
でも若だんなにいい許嫁ができて良かったな。

妖達の来月

妖たちが、先々に備えて、長崎屋の裏の一軒家に住むことになる話。
妖は普段、ものを持ったり家に住んだりすることがないから、
初めてのことにわくわくする気持ちが可愛いし、
泥棒が入ってドタバタな話だけど、
こういう、人の中で暮らす妖たちを羨ましく思う妖もいて、
またせつないなと思った。

以下、覚え書き(ネタバレ)。
・栄吉、お千代を嫁にもらうことに決める。
・天狗の黒羽が寛永寺の僧・寿真の弟子になる。
・若だんな、於りんを許嫁にする。
・妖たちが長崎屋の裏の一軒家に住むようになる。



畠中恵『たぶんねこ』(2015年12月23日 水曜日 20時00分)

畠中恵さんの『しゃばけ』シリーズ、第12弾だって。
もうそんなに出てるんだねぇ。

たぶんねこ (新潮文庫)

新品価格
¥637から
(2015/12/19 22:02時点)



今回も、ひとつひとつの話は短編なんだけど、
若だんなが最初に兄やたちと交わした5つの約束を
破る出来事が次々に起こるという連作短編の形。

最初に約束したことに対してそれを守れない出来事がどんどん起こるのに
若だんながそれを気にしてない風だったので、
最終的にどんでん返しでもあるのかな、と思っていたんだけど、
そうでもなかったな(あ、これネタバレか)。
でもひとつひとつの話はとても面白かった。

ちょっとずつ感想。

跡取り三人

なんと若だんなが、仕事をするという話。
若だんな含め3人の大店の跡取り息子が、大貞の提案で、
誰がいちばん仕事ができるか競争。
若だんなは仕事を探すところから一苦労だけど、
持ち前の賢さで仕事をこなす姿はやっぱりすごいね。
そしてこの競争には裏が・・・という展開も面白かった。

こいさがし

若だんなが今度は縁談の仲人に。
江戸のお見合いってのは、
ちょっと顔を合わせるだけで言葉も交わさないものだそうで、
そんなんで相手決められるかよ、って思っちゃうんだけど、当時はできてたんだね。
そんな簡単なお見合いが簡単に終わるはずもなく、
ハチャメチャだけど結果いい感じに終わって良かった。
於こんちゃんの正体が可愛い。

くたびれ砂糖

栄吉が修行に出ている店の、3人の小僧にまつわる話。
栄吉にも後輩が出来たはいいけど、
わがままな小僧たちに、なかなかお菓子の腕をあげる暇もないようで・・・。
こんな後輩3人も抱えてたら大変だろうなぁ。
腹いせにあんなことするような子はダメだよなぁ。

みどりのたま

とある人が記憶をなくしちゃう話。
読んでる方は誰だかわかるから、話してることも筋が通ってるんだけど、
記憶をなくした当人にとっては作り話のように聞こえるというのが面白い。
そして最終的に記憶を取り戻すきっかけになるのは
若だんなじゃなくてあの人だったんだね。

たぶんねこ

若だんなが江戸で暮らしたい幽霊の騒動に巻き込まれちゃう話。
後半、若だんな絶体絶命の大ピンチだったけど、
やっぱりそこはいいところで助けに来てくれる頼もしい人(?)たちが
周りにいるんだな。
最終的に幽霊の生き場所(あれ、なんか変だ)も見つかって良かった。



畠中恵『えどさがし』(2015年01月12日 月曜日 20時00分)

しゃばけ初の外伝『えどさがし』。

えどさがし (新潮文庫)

新品価格
¥594から
(2015/1/8 21:12時点)



一太郎ではなくて周りの人たちが主人公の話は、
今までのシリーズにもないことはなかったけど、
1冊丸々若だんなが名前しか出てこないってのは初めてだよね。
いろんな人の話を読めて、面白かったし、
畠中さんの他の本ともちょこっとずつ繋がっていたりもして、
いろいろ読み返したくなった。
ちょっとずつ感想。ネタバレ含む。

五百年の判じ絵

主人公は佐助。
もうそれだけで私はわくわくしますわ。
『佐助へ』と読める判じ絵(絵の組み合わせで文章を作るなぞなぞみたいなやつ)
を解き明かしていく物語。
解き明かした先には何があるのか。
途中で行きつく先は読めたんだけど、
こうやって佐助は若だんなのもとへ来たんだなぁってのがわかって良かった。

太郎君、東へ

主人公は河童の大親分・禰々子。
禰々子の暮らす利根川が、普請で流れの方向を変えられることになって
それを巡って起こる騒動。
なんか読んでたら、利根川ってホントにこうやってできたのかも、って思った。

たちまちづき

広徳寺の僧侶・寛朝のもとへ舞い込んできた一連の騒動を描いた物語。
これって、なんかに繋がってるよね。
多々良木藩といえば『ちょちょら』だし、
奥御右筆に進物を渡すとかあった気がするし、
梅造って名前もなんか見覚えあるし。
いろいろ読み直してみなあかん。

親分のおかみさん

『ひなこまち』の中で、日限の親分が子供を授かったような話が
ちょろっと出てきて、あれ、そうだったっけ?と思ったんだけど、
これ読んで繋がった。
日限の親分のちょっと普段と違う一面も見られて、
面白かった。

えどさがし

主人公は仁吉。
なんと、江戸時代が終わって明治時代に入った頃の話ということで、
すごい新鮮だった。
妖だからここまで生きてるんだろうけど、
あたりまえだけど若だんながもう死んじゃってるってのがなんか寂しくて、
でもラストは素敵な予感を秘めていて、良かった。
この後どうなったのか、続き読んでみたいな。
微妙に若様組とリンクしてるのかな?



畠中恵「ひなこまち」(2014年12月26日 金曜日 20時00分)

しゃばけシリーズ第11弾『ひなこまち』。
今回、この本と、外伝と2冊もしゃばけシリーズが出たのでめっちゃ嬉しい。

ひなこまち (新潮文庫)

新品価格
¥594から
(2014/12/18 21:14時点)



若だんなのもとに、『助けてください』と書かれた木札が舞い込んできたことから
始まる5つの短編集。
短編集だけど今回も、木札を巡る若だんなの人助け話として繋がっていて、
面白かった。
ちょこっとずつ感想。ネタバレ入るかも。

ろくでなしの船箪笥

七之助のもとに、祖父の形見である船箪笥がやってきたのだが、
抽斗が開かず、若だんなに謎解きを頼むという話。
抽斗を開ける方法はよく考えたら簡単な暗号のようなものなんだけど、
箪笥を巡って妖も交えての騒動が面白い。

ばくのふだ

若だんなが見に行った寄席で落語をしていた噺家は、人ではない者だった。
その噺家と、落語にまつわる、ちょっと怪談っぽい話。
怖いよなぁこれ。悪いことはするもんじゃないよ。

ひなこまち

人形屋が美しい娘を一人、雛小町に選んで、
その娘をモデルに雛人形を作ることになったことから始まるひと騒動。
この雛小町選びは、今回の本のキーポイント。
仁吉と屏風のぞきがタッグを組んで活躍する話で、面白かった。
ピンポイントで仁吉の「あ、死んだ」にウケた。

さくらがり

微妙にラストの話にも繋がる1話。
惚れ薬が物にとりついちゃうドタバタな感じが面白い。
『ゆんでめて』に出てきた禰々子も登場したので、
佐助とやりとりがなんかあるかなとちょっと期待したけどそれはなかった・・・。

河童の秘薬

幸せになるという河童の秘薬の効果や、
『さくらがり』に出てきた男の正体、そして最初に出てきた木札の行く末など、
いろいろ詰まった物語。
設定が夢の中だからか、なんかちょっと、ちらかった感じの話に感じたかも。
そして禰々子と佐助のやりとりはあったようだけど、
若だんなから離れてるのであんまり語られなかった・・・。
若だんなが男らしいところを見せていて、おっきくなったなぁと思った。



畠中恵「やなりいなり」(2013年12月26日 木曜日 20時01分)

畠中恵さんの文庫新刊が立て続けに出たので、読んでないのがまだ2冊あったんだけど、
やっぱりしゃばけシリーズを早く読みたいということで、
真っ先に読んだしゃばけシリーズ第10弾『やなりいなり』。
第10弾だって!もうそんなに出てたんだ。

やなりいなり (新潮文庫)

新品価格
¥546から
(2013/12/19 20:55時点)



今回は短編5編だけど、5編が繋がっているというわけではなくて、
それぞれほぼ独立した話になっている。
共通するのは、最初に、お話の中に出てくる料理の作り方が出てくることかな。
あとは、前作『ゆんでめて』に出てきた、もう一つの道を若だんなが思い出すような場面が
ちょいちょいあった。
今回もすごく面白かった~。

ちょっとずつ感想。
ネタバレ注意。

こいしくて

橋を守っている橋姫という神様が、恋をしてしまったために、
橋の結界が薄れて、いろんな神や妖が通町に集まってきてしまうという話。
この世の者でない者でも、恋する心は同じなようで、
そのせいで大変な事態に陥るのだけど、
最後はなんとも悲しかった。橋姫も幸せになれる道があれば良かったのにな。

やなりいなり

若だんなのところに幽霊がやってくる話。
幽霊といっても、死にかけているけどまだ死にきれず、ふよふよしている身。
すぐに自分の体に戻れば助かるのに、なかなか帰らないその訳は・・・。
この話も恋が絡んでくる話だけど、最終的にはいい方向に進んで良かった。

からかみなり

若だんなの父、籐兵衛が突然の失踪。
そして通町では、雨が降らないが雷が鳴る、空雷が続いていた。
籐兵衛の失踪と、雷の関係は・・・?
最後めっちゃ力づくで笑えた。
佐助、いくらなんでも旦那様を振り回すのは・・・。

長崎屋のたまご

今度は若だんなのもとに、不思議な卵が落ちてくる話。
鳴家たちが大活躍の話で、可愛かった。
逢魔時に生まれるという百の魔たちのやりとりも面白かった。

あましょう

これはかなり、ラストが衝撃的だった。
大切な友が、そんなことになっていたらすごい怖いし悲しいなぁ。
なんだかものすごくせつない気持ちになった。



ホーム | 次ページ


カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
カテゴリー

最新コメント