勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









『天使のいる図書館』(2017年03月18日 土曜日 17時03分)

採点:☆☆☆☆★

ポスターが可愛い雰囲気だったので、気になって観てきた。
ちょっとコミカルで、ハートウォーミングなお話で、良かった。

ここからはネタバレ。

相手が何を望んでいるのか、相手の立場に立って物事を考えるというのは、
図書館のリファレンスサービスじゃなくても難しいことで、
さくらの場合、知識もあるし、
困っている人を見かけたら声をかける、人に何かしてあげる、
そういう根本的に優しいところもあるのに、
自分がこうだと思ったらそのように進んでしまう、
知識に基づいて行動はするけど深いところまで考えられない、
極端な性格なんだな。
だから、泣ける本と言われて拷問の本(!)を探してきたり、
勝手に写真の場所に関する本を持ってきたり外に連れ出したり、
なんかずれたことをしている。

でも、結果的に、拷問の本が気に入られてたり、
最終的には弟の彼女になってたり、
写真の場所に連れて行ってもらうことで思い出がよみがえってきたり、
なんかうまい方向にことが進んでいくというのが良かったな。
空から羽根が落ちてきて、図書館に天使がいるかのような演出だけど、
さくら自身が実は不器用な天使なのかな、という気がする。

そして、おばあさんをはじめとする人とのふれあいの中で、
さくら自身も成長しているのが良いなと思う。
なんだかんだ言って、みんなに好かれてるな~と思うし、
非合理的だとか言いながらも恋愛小説を読んで企画にするあたりとか、
いろんな人に出会う前だったらなかったんだろうな、と思う。

誰かに何かしてあげたいけど、どうしていいかわからない思いは、
きっと誰にでもあることで、
そして失ってから、何もしてあげられなかった、って後悔が襲ってくるんだよね。
私も、もう会えなくなってしまったいろんな人を思い出した。
きっとあの人は幸せだったんだろう、っていうのは、
生きている人の願望というか、自分を納得させるための言葉かもしれないけど、
おばあさんは最後に想い人に会えて幸せだったんだろうと思う。
ちょっと急に、劇的な恋愛ドラマみたいな演出だったけど。

キャストもみんな良かった。
小芝風花ちゃんがすごく可愛らしかった。
すごく生真面目でしっかりしてるように見えて、田んぼ落ちたりしてるところとか、
ギャップが可愛いし、
おばあさんと出会って、感情が徐々にあふれ出てくるところとかも良かった。
自分の知識を話すときの独特なしゃべり方の時の、声が綺麗だなと思った。

ほっこりとあたたかいお話で、面白かった。



『彼らが本気で編むときは、』(2017年03月04日 土曜日 20時55分)

採点:☆☆☆☆☆

先週観に行けなかったのでやっと観られた。
荻上直子監督の作品は好きなのが多いので結構楽しみにしていたんだけど、
期待を裏切らず、すごく自分好みな作品だった。
というか、今までの荻上監督作品の雰囲気はありつつも、
以前より観やすくなったというか、洗練された感じがする。

ここからはネタバレ。

こういう言い方をすると、それこそ特別扱いしてるように思われるかもだけど、
LGBTの人と友達になりたいな~というのを最近よく思うんだよね。
自分自身はそういう、同性が好きとか異性になりたいとかはないけど、
そういうのに理解がある方だとは思っていて、
でも、そう思ってるのは自分の周りでそういう人に
出会ったことがないからかもしれない。
だから友達になりたいと思ってるのかも。

だから、こういう映画を観ると、こういう家族の在り方もいいじゃん、
ただ昔男性だったってだけじゃん、って思う。
カイのお母さんみたいに、そういうのに理解のない人もいて、
それはそれで、その人にはその人なりの考えがあるんだろうな、とは思うけど、
自分はいいんじゃないかなと思う。
リンコとマキオはすごく幸せそうだし、
トモをはじめとする、2人に関わっている皆さんもとても素敵だと思った。
リンコのお母さんの、我が子を大切にする気持ちはすごくいいなと思うし、
好きになったらどんな人であれ受け入れるマキオもいいと思うし、
なんかこういうのが当たり前でいいんじゃないかと思う。

リンコの、女性より女性らしいやさしさと包容力は、
自分のこれまでの経験から生まれたものなんだろうなぁ。
怒りがわいてきた時には怒りが通り過ぎるまで編み物するとか、
(編んでいたものの正体にはちょっとびっくりしたけど)
糸電話で会話したり、ラストにトモにあげたプレゼントだったり、
なんか全部が愛おしくなった。

それと、3人の絆というか、会話の中に流れる空気とか、すごく絶妙だなと思った。
だから、トモがお母さんのところへ戻る決意をしたときに、
すごくせつなくなったけど、
でもあれは、リンコが母になれないとかそういう理由じゃなくて、
やっぱり子供の本能なんだろうなぁ。
リンコが普通に女性であっても、トモは最終的にお母さんを選んだだろうと思った。

キャストもみんなすごく良かった。
生田斗真くんは、ジャニーズにいて損してる気がしてしまうんだよなぁ。
ネットとかで映画の宣伝があっても、ポスターに斗真くんだけ載ってなかったりとか、
そういうのでも損してる気がするし、
どうしてもジャニーズ=アイドルっていうイメージがあるような気がする。
こんなにいい演技できるんだから、ほかの事務所行っちゃえばいいのに、とか思ったり。
ホントに、すごく包容力のある素敵な女性だった。
顔が美人とかそういうんじゃなくて、なんか美しいんだよね。
桐谷健太くんも、割と元気な役のイメージが強かったので、
こういう落ち着いたやさしい人の役も似合うな、と新発見だった。
柿原りんかちゃん初めて見たけどすごい良かった。
ちょっと人生諦めてるような大人ぶった感じと、子供の感じが絶妙。
りりィさんが出てきたのはびっくりしたなぁ。
もう演技観られないと思って悲しかったので、嬉しかった。
他のみなさんもみんな良かった。

すごく自分好みだったので、甘めかもだけど星5つ。
荻上監督のこれからの作品もとても楽しみ。



『サバイバルファミリー』(2017年02月13日 月曜日 20時00分)

土曜日に観た映画。

採点:☆☆☆☆★

矢口史靖監督の作品は大好きなので、楽しみにしていた作品。
なんていうか、基本コメディだし、矢口テイスト満載だし、
良かったんだけど、
それ以上に、怖いなと思ってしまう作品だった。

ここからはネタバレ。

自分がこういう状況下に置かれたときに、どうなるのかな、と考えたり、
2年半の停電で、鈴木家は生き延びたけれど、
生き延びられなかった人もたくさんいるんだろうな、とか、
そういうことをすごい考えてしまったので、
面白いよりも怖かった。
お父さんが川に流されて、かつらだけ見つかる場面とか、
周りでは結構笑いが起きていたけど、
自分はもう、シャレにならんなこれ、とか思いながら観てしまったし、
食べ物がなくなっても歩き続ける場面とか、
お母さんが野犬に襲われる場面とかもすごい怖かったな。

一方で、電気がなくなっても何としても会社に行こうとするところとか、
スマホとパソコンは持っていくところとか、
電気が戻ればみんな日常に戻っていくところとか、
人間って変な生き物だよなぁ、でも実際こうなるよなぁ、みたいな、
こういう状況下での人間の行動に対しての面白みとかはあった。
あとはやっぱり、バラバラだった家族が、
一致団結していく様子とか、たくましくなっていく様子とか、
そういうのは面白かったな。

キャストも良かった。
矢口監督の作品は、
普通なんだけどちょっとすっとぼけた感じのキャラクターがすごいいいと思う。
小日向文世さんのお父さん、あんなにダメなお父さんなのに、
なんか憎めないところがいいし、
深津絵里さんのお母さんはすごく可愛い。
泉澤祐希くんや葵わかなちゃんも良かった。
あと、途中で出会う、サバイバル能力はあるけどなんか好きになれない家族とか、
突き放してるようで優しい養豚場のおじさんとか、
出会う人たちもそれぞれ面白かった。

この映画の場合はある日突然電気系統が使えなくなるという設定だけど、
震災とかいろいろ、突然こういう状況下になることは十分にあることだし、
なかなか、実際になってみんと危機感がないからダメだよなとは思うけど、
自分もこういうとき生き延びられるようにしなあかんなと思った。



『恋妻家宮本』&『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(2017年01月28日 土曜日 17時53分)

恋妻家宮本

採点:☆☆☆☆★

遊川和彦さんが初監督ということで、
結構楽しみにしていた作品。
奇をてらっているわけではないけど笑えるシーンもあったり、
ちょっとじーんとくるシーンもあったりで、
いい気分になれたところで、エンドロールでぐわっと持ちあげてくれる作品で
面白かった。

ここからはネタバレ。

結婚もしてないし熟年でもないので、この2人に対して共感できるかというと
ちょっと違うんだけど、
(自分の立場とか年齢的にいちばん共感できるのは
相武紗季さんが演じた門倉さんかな)
自分の周りのこのくらいの夫婦でこういう
大人になってからもお互いに恋してるような人たちがいないので
(もちろん、いるけど知らないだけなのかもしれないけど)
すごい可愛い2人だなと思った。
まぁ、阿部寛さんと天海祐希さんだからだろと言われたらきっとそうなので、
その辺のおじちゃんおばちゃんが同じようなことしててもあれかもだけど。

恋愛に限らず、人ってちょっとしたことですれ違ってしまうもので、
夫が料理教室に通い始めたことから、
離婚して一人暮らしするつもりじゃないかと勘ぐってしまったり、
それがもとで離婚届を用意したせいで
夫は妻が離婚したがっているんじゃないかと勘ぐってしまったり、
本当はお互い大切に思っているのに、
全然違う方へ話が進んでいってしまうことってあるよね。
やっぱり、思っているだけじゃ気持ちは伝わらないよな、っていうのを感じる。
ちゃんと話をしたり、行動したりするのが大切。
難しいけど。

この映画の中では、「正しさより優しさ」だと宮本は言っているけど、
正しさと優しさは、対極にあるものでもなくて、
どちらかというと同等のものというか、
どちらも必要なものなのかな、という気がした。
この映画みたいに、正しさだけでもいけないし、かといって、
優しければいいってもんでもないような気がして、
だから、バランスが必要なのかなと思った。
だから「正」か「優一」かで迷ってどっちにも決められない。
おばあちゃんも、正しいことを言っていて、でもそこに優しさが加わったから、
結果上手くいったのだと思う。
そういう、ちょっとした優しさが随所に見えて、いいシーンもいろいろあった。

演出も良かったと思うけど、ちょっと自分的に惜しいなと思ったのは、
前もなんかで書いたかもしれないけど、
モノローグで心情を語るのがあんまり好きじゃないんだよね。
特に、妻に会いに福島に行くときに料理をしてて、
「今何をすべきかわかった」みたいなことを言うシーンがあったけど、
ああいうシーンはむしろ行動だけで伝えてほしいなと思った。

キャストはみんな良かった。
それぞれがいい味出していたので、挙げていくとみんなになっちゃうんだけど、
みんな良かった。
特にお気に入りだと誰だろう。
浦上晟周くんはこの映画に限らずだけど、なんかいいよね。
あと、菅野美穂ちゃんがちょっといつもと違う雰囲気で素敵だったし、
(旦那が出てきた瞬間に佐藤二朗さんかよ!って思ったけど、なんか似合ってる)
富司純子さんは安定の素敵さだった。

そしてエンドロール!
こういうエンドロールすごい好きだな~。
絶対みんな最後まで席立たないしさ。
(スタッフロールは全然目に入ってこないけどね)
エンドロールで気持ちがまた2段階くらい上がった。

今年入ってまだ映画鑑賞2作目だけど、
とりあえず今年も面白い映画に出会えて良かった。

破門 ふたりのヤクビョーガミ

採点:☆☆★★★

この映画の前に観た『恋妻家宮本』が面白かったからよけいかなって気がするけど、
すごくイマイチだった・・・。

まず、これはただの勘違いなんだけど、
なぜか私、この話刑事モノだと思ってたんだよね。
この映画がやるって知ったときに勘違いしたまま、
番宣とか予告編も見ることがなかったので、ずっとそうだと思っていた。
なので、映画始まって、あれ?やくざ?ってなったという・・・。

そして、笑えるコメディだと思っていた。
だからなんか面白そうと思って観に行ったのに、
なんかぜんぜん笑えるところがなかった。
いや、作品自体はコメディなんだろうと思うんだけど、面白くなかった。

ここからはネタバレ。

やくざと胡散臭い建設コンサルタントのバディもの、みたいな話だけど、
話の展開にもなんにも新しさがないというか、
すごいありきたりな感じで、
これっていったいどこで楽しめばいいんだろう、と思いながら観ていた。
最初に映画プロデューサーに出資とかいう話の時点でかなり怪しいし、
あんたたち、何回あの人に騙されて逃げられてるのよ、って感じやし。
自分のことしか考えてないと思われた桑原が、
二宮を逃がすために戦って、
そして二宮も、桑原を助けに行って、お互いに実はお互いが必要だった、
ということがクライマックスの言いたいことなんだろうとは思うんだけど、
それがぜんぜん伝わってこないし。

特に内容についてこれ以上書きたいこともないので、
キャストについて。
佐々木蔵之介さんは好きなんだけど、この役はなぁ。
作品に魅力がないからか、あんまり魅力的ではなかった。
横山裕くんはあんまり演技を観たことがないのであれだけど、
たぶん毎回こんな感じなんだろうな、と思いながら観ていた。
北川景子ちゃんの関西弁が可愛かったけど、
あの役、景子ちゃんである必要があったのかなっていうくらい、
何もない役だったね。
二宮と何か進展があるわけでもなく。
なんか、もったいない役だった。

う~ん、なんか、いいところがぜんぜん出てこないので、
このくらいで。



『本能寺ホテル』(2017年01月21日 土曜日 17時50分)

今年最初の映画鑑賞。

採点:☆☆☆★★

う~ん・・・。普通。
最後の織田信長の選択に向けてすべてが動いているのだろうなとは思うけど、
そこまでがイマイチ盛り上がりに欠けたかなぁ。
まぁ、悪くはないんだけど。

ここからはネタバレ。

最初、本能寺ホテルの前に繭子が立った時に、
キャストがちょっとかぶってるからか、
あ~あの映画っぽい、って思って、
それからなんていうタイトルだったっけ?っていうのが思い出せなくて
ずっと考えてても『しゅららぼん』しか出てこなくて、
なんかちょっともやっとしていた。
観終わってからわかった、『プリンセストヨトミ』だ。

っていうどうでもいいことも考えながら、鑑賞。
現代人が、戦国時代にタイムスリップしてしまって帰れない~っていう
物語じゃなくて、
ふらっとタイムスリップしちゃってふらっと戻ってきちゃうっていう設定は
ちょっと面白かったかな。
ただ、全体の演出が、コメディにしたいのかなんなのか、みたいなところが
ちらほらあって、
最初に「ホテルのご予約は来月です」って言われるときにお客さんがみんな止まるとか、
変な整体師さんみたいな人とか、
そういう余計なもんいらないような気がした。
繭子が戻ってきてエレベーターが開いた瞬間とかは面白かったけど。

まぁ余計な演出はありつつも、基本的には結構真面目な話なのかな、という感じはした。
歴史に疎い人なので今までそんなに織田信長が出てくる作品とかも観たことないので、
信長の解釈がどうとかはよくわからんのだけど、
自分が天下統一して上に立ちたいわけではなく、
誰かがそれを成し遂げて太平の世の中になってくれればよいという考え方は
かっこいいなと思ったし、
それで自分の運命を受け入れるというのも面白いなとは思った。

ただまぁ、冒頭にも書いた通り、そこに至るまでが意外と盛り上がらず
のっぺりしてた感じはした。

キャストは良かったと思う。
綾瀬はるかちゃんは、はまり役というか、
こういう役をやらせるならはるかちゃんだよね、という気はする。
ただ最近、『精霊の守り人』とか見てて、かっこいい役がすごい上手いんだなと思ったので、
そろそろこういう役卒業でもいいような気もする。
堤真一さんはかっこいい信長だった。
ただの冷酷非道じゃなくて人間味あふれてる感じが、堤さんに合ってるなと思った。
濱田岳くんも安定の演技力だったし、
ホテル支配人の風間杜夫さんもちょっと面白かったな。

まぁ、こんなもんかな、という感じ。



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