勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









映画『サイモン&タダタカシ』(2018年04月19日 木曜日 21時58分)

採点:★★★★☆

会社の近くの映画館で公開だったので、会社帰りに観てきた。
東京から1ヶ月遅れの公開で、2週間だけで、ちっちゃい映画館だったので、
予告も何も見ることなく、前知識なしで観に行った。
なので、イメージで、さわやか青春ムービーみたいな感じかなと思っていたら、
思ったよりぶっ飛んでて、面白かった。

ここからはネタばれ。

最初の方は、初っ端に友達のことが好き、というモノローグがあったので
そういう系の話かって思いつつも、
馬鹿な男子高校生の日常って感じで、
2人のやり取りとか、クラスの女子に振られてるところとか、
塾の女の子に告白されて、質問のやり取りするところとか、
マイコの部屋の前にいる気がするって電話するところとか、
クスって笑えるし、ほほえましいところもあって、良かった。
急にUFOが出現してから、話がぶっ飛んだ方向に進んでいって、
最終的にUFOに乗ってた宇宙人がマイコの元カレだったっていうのは、
マジか~ってなった。
そういう方面に進んでいく話だったとは。
まぁでも、そういうの嫌いじゃないんだけど。
アニメーション演出もあったり、
思いっきりちゃっちいパペットアニメみたいなのもあったり、
そういう演出も面白かった。
あと、途中で話してた、宇宙の果てまで行く方法を、
最後にUFOが去る時に使ってたりとか、わかりづらい伏線回収もちょっと笑えた。
鼻血がめっちゃ噴き出すところがちょっとひいたのと、
町の男の人たちがちょっと嫌な感じだったのと、
リーゼントくんの彼女がさらわれた理由がイマイチわかんなかったけど。
ぶっ飛んだ話でありつつも、ラストの2人の会話は、
サイモンは振られてるんだけど、
親父がまたおでん作ったって言って何気に今まで通り誘っているところとか、
なんで彼女ができないんだ、見る目がないからだ、お前はあるのか、ある、
みたいなやり取りとかは、青春だなって思って、いい後味の終わり方だった。

キャストは、もともと須賀健太くんのtwitterでこの映画を知ったんだけど、
須賀くんのぶっ飛び具合が良かった。
ちっちゃかった須賀くんももう20代前半だけど、高校生役違和感ないね。
坂本一樹くんは初めて見た、と思ったら、映画初出演なのか。
まぁ、棒読みは棒読みだったんだけど、サイモンの雰囲気にはあってて良かったと思う。

万人受けしなさそうな感じはすごくするけど、こういう映画も面白いなと思った。



映画『クソ野郎と美しき世界』(2018年04月07日 土曜日 15時27分)

採点:☆☆☆☆★

中高生の頃、切り抜き集めたりドラマやCMを全部録画する程度には
香取慎吾くんのファンで、
SMAP解散にもそれなりにショックを受けて、
新しい地図ができたこともそれなりに喜んでいてtwitterもフォローしてるという
前置きをした上で書くけど、
映画をやるっていうお知らせが出て、
タイトル『クソ野郎と美しき世界』って発表されたとき、
正直、タイトルださっ!って思った。
それに加えて、もう公開日も決まって前売り券も発売されてるのに、
twitterで「まだ撮影始まってません」とか言ってて、
なんだよやっつけ仕事かよ、と思っていた。
でも、3人を応援したい気持ちがあって、
まぁ面白くなくてもいいか、くらいのつもりで観に行ったんだけど、
予想外に面白くて、そしてこれが新しい地図の始まりだ!って感じもして、良かった。

ここからはネタバレ。

前も書いた気がするけど、そもそもオムニバス映画そんなに好きじゃないので、
どうかなと思っていたんだけど、
昔、慎吾くんと剛くんがやってテレビで放送されてDVDも持ってる
『Smap short films』みたいな感じで、
それぞれに雰囲気は違うんだけど笑いもありスピード感もあり不思議な感じもありで、
面白かった。
太田光さんが監督をやる作品を観るのは初めてなのでわからないけど、
他の監督は、それぞれの監督らしさがすごく出てるなぁと思って、
4人の監督それぞれの違う色で面白いお話だった。

特に、『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』は、お話はすごく、ファンタジー要素もあったり
シュールな要素もあったりで面白かったのはもちろんなんだけど、
いろんなしがらみを抱えてる今の3人そのままの感じが出ていて、
ドキッとするところもあった。
「持ち歌がたくさんあるんだから歌えばいい」と警察の人には言われるけど、
確かに持ち歌はたくさんあるのに歌えないもどかしさがそのまま出てるよね。
「き」とか「せ」とか頭だけで、あぁあの歌を歌いたいんだって
わかっちゃうところがなんか辛かった。
でも、4話目の『新しい詩』で、
歌えなくなったいろんな歌が混ざり合ったものを食べたら(まぁ、うんこだけど)
新しいものが生まれるっていうのが、すごく素敵だなと思った。
これから新しいものを生み出して羽ばたいていくんだなっていう気がした。
あと、いつもテレビでSMAP歌うの見ながら「みんな歌下手やなぁ」とか言ってたんだけど
慎吾くんの歌声好きなんだなぁ、と改めて思ったりした。

4話目は、それぞれのお話のネタバレというか、結局どういうこと?というのが
語られる話でもあるんだけど、
ゴローの指を潰さなかったのは、弾けないピアニストに勝っても意味がないから、
っていう大門が粋だなと思った。
だからって自分の指潰さなくても、と思うけど。
あと、3話目でオサムはなんで光の居場所が分かったんだろ、って思っていたけど、
そこで大門の嗅覚の話が繋がってきたのは、面白いなと思った。

指潰したり詰めたり、ちょっと怖いところもあったんだけど、
全体的には、すごく面白い映画だった。
そしてこれからの3人をまた応援していきたいな。
今回は、映画好きから観た感想というより、1ファンの感想になってしまったので、
別にSMAPファンじゃない人が観たらどういう映画なのかはわからないけど、自分は満足。



映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』(2018年03月17日 土曜日 17時48分)

採点:☆☆★★★

母親がダイナマイトで自殺するっていうことくらいしか
前知識がなく観に行ったので、
そこからどんな面白い物語が展開されるんだろうと思っていたんだけど、
何ってこともなく特別面白いことが起こるわけでもなく
ただ主人公のエッセイをそのまま映画にしたんだろうなという感じ。
見終わった後、「で?」となった。

ここからはネタバレ。

なんだろうなぁ、母親がダイナマイトで自殺したから特別何かあるってわけでもないし、
別にそういう母親がかっこいいとも思わないし、
この人の生き方はまぁこれはこれでありなんだろうなとは思うけど、
別に観て特別どうってこともなかったし、
エッセイ読んだらもしかしたら面白いのかもしれないけど、
なんかホントに、何っていうのがなくて感想が言いづらい。
昭和の時代はこんなだったっていうのを楽しめばいいのかなぁ・・・。

ちょいちょい笑えるところはあったような気がするんだけど、
思い返すと何にも出てこないし。
テレフォン何とかっていうのに電話がかかってきて、
最初は「私ただの電話番です」って言ってた人が、
すごいプロフェッショナルになってたりしたのは面白かったかな。

女の人の裸とか、エロい映像が思ってたよりいっぱい出てきたので、
これは女一人で観てると周りの人にどう思われるんだろうとかちょっと思ったけど、
でもいっぱい出てくるけど、すごい淡々と物語が進んでいくからか、
ぜんぜんエロさを感じなかったんだよね。むしろ眠かった・・・。

キャストは、柄本佑くんは役に合ってたと思う。
原作者がどういう感じの人かは知らないけど。
松重豊さんとか良かった。
尾野真千子さんの艶やかな感じも良かった。
前田敦子ちゃんは、昭和の雰囲気出そうとしてるのかな、とは思ったけど、
演技はイマイチだった。

まぁ、そんな感じで、特に何ということもない映画だった。



映画『blank13』&『レオン』(2018年02月24日 土曜日 19時06分)

blank13

採点:☆☆★★★

テレビやらなんやらで絶賛されていた映画だったし、
斎藤工くんは映画好きなのも有名なので、結構前から楽しみにしていた。
わかる人にはわかるんだろうと思う。
自分の隣の女性は結構笑ってたし、エンドロールではボロ泣きしてたし。
でも自分には、何がいいんだかさっぱりわかんなかった。

ここからはネタバレ。

ギャンブル好きで、借金作って家族を捨てて出て行ったお父さんが亡くなって、
葬儀の場で知人たちが故人のことを語ることで、故人の本当の姿を知る、
というのがテーマなんだろうな、ということはわかる。
高橋一生くんの、お父さんと再会した時や、
葬儀の時にみんなが語るのを聞いているときの絶妙な表情も、
すべてを物語っていて良かった。
葬儀の場も、なんだか変な人ばっかりの集まりだったけど、
お父さんが愛されていたことは伝わってきた。

でもなぁ。
弟のコウジが、お父さんに対して微妙な感情を持ちながらも、
いろんないい思い出を持っていて、
お父さんを肯定してくれるものが欲しかったんだろうな、っていうのは、
全体通して伝わってきたんだけど、
兄のヨシユキやお母さんについては、あんまり掘り下げられていなかったので、
ヨシユキはあの時何を思って喪主挨拶の途中で泣いたんだろうとかが、
イマイチわかんなかったかな。
ずっと嫌ってきたお父さんが、実はお人よしだったんだなってわかったところで、
感じ方が変わるもんなんかな。
ホントに人のことを放っておけないお人よしなら、
まず家族を守ることを考えないとダメだろ、って思ってしまうんだけど。

そういう、お話的なところも含め、後は映像の雰囲気とかも
多分自分に合わなかったんだろうなぁ。
淡々と進んでいく映画が好きじゃないわけではないので、
こういう映画もありだと思うんだけど、
なんか、観終わった後も、正直自分の中には何も残ってないかも・・・。

レオン

採点:☆☆☆☆★

知英ちゃんで入れ替わりものと言えばまず『民王』を思い出すんだけど、
その時もおじさんとの入れ替わりで結構上手かったので、
B級のそこまで期待するような映画でもないかなと思いながらも観に行った。
最初の方は、ちょっと、ノリについていけない感じかもって思ったんだけど、
だんだんはまってきて、最後まで楽しかった。

ここからはネタバレ。

会社の社長と地味なOLが入れ替わってしまい、
会社の乗っ取りを企む人たちと戦う物語。
セクハラオヤジが女になるということで、
下品な映画になってしまいそうなところだけど、
女の人がメイクやファッションで変われることに魅力を感じたりとか、
社長だからこそ知っている相手の弱みや性格を上手く使って
セクハラを撃退したり、男から逃れたりするところは嫌みがなくて良かった。
中身おじさんだけどすごく生き生きしてるのが良かったし、
女好きのはずなのに男の人にときめいてしまったりとか、
サリナが、正体わかってるからだけど、見た目おじさんと普通に接してるシュールさとか、
まったくわかってない一条くんとかも面白かった。
途中、『※実際はこう』っていう映像も面白かったし。

母がスズラン好きっていうのが割と初めの方で出てきたので、
2人が親子なんだろうなっていうのは早いうちから想像がつくんだけど、
あったかいホームパーティーの後のシリアスな場面とか、
シリアスなのにやっぱり何もわかってない一条くんとか、飽きない展開だった。
途中、レオンになった社長が一条くんにお弁当作ってあげてたところで、
入れ替わると料理も上手くなるの?とか思ったけど、
あれはそういうことじゃなくて、
トマトの味噌汁は2人の共通の思い出の料理ということだね。
他の料理も美味しそうだったけど、やっぱりこだわりの食品会社の社長は
料理も上手なのかな?

日下さんのあのキャラクターは完全に漫画だけど、
こういうコメディだから、ああいう変なラスボスもありかなと思う。
ちょっとあの首の絞め方はシュールすぎたけど。

ラストシーンで2人が入れ替わってるのは、
4人があの看板に巻き込まれる時点で想像はつくのでかなりお約束だけど、
グダグダ引っ張らずにさっぱりしたラストで結構好き。
あの後どうなるのか、いろいろ想像しちゃうなぁ。
2人が戻ったとして、一条くんとの恋の行方は結局どうなるんだろう。
一条くんまともそうに見えておかしな人だったな。
彼はたぶん、レオンが好きというよりトマトの味噌汁にやられたんだろうな。
自分の恋してた相手がおじさんだったってわかってどうするんだろう。
それとも、入れ替わった一条くんとサリナの間でなんか芽生えるのかもしれないな。

キャストも良かった。
知英ちゃん上手かった。
竹中直人さんのあの変な動きも完全にコピーしてる感じで、
入れ替わってますっていう感じがした。
竹中直人さんも、なぜだか中身が女の人のように思えてくるから不思議。
大政絢ちゃんは、親友のことをちゃんと想ってあげられる人の良さを感じたし、
吉沢亮くんも、男だけどこの人いいかもって思わせる何かを醸し出してる感じがした。
山崎育三郎くんのキャラクターはなかなか強烈だった。

そこまで期待してなかった分もあるかもだけど、楽しい映画で良かった。



映画『今夜、ロマンス劇場で』&『犬猿』(2018年02月10日 土曜日 22時08分)

今夜、ロマンス劇場で

採点:☆☆☆☆★

映画のスクリーンから登場人物が飛び出してくる、というと、
一昨年観に行ったケラリーノ・サンドロヴィッチさんの舞台
『キネマと恋人』がとても面白かったので、
この映画も、面白そうだなと思って楽しみにしていた。
でも、これ他の映画のレビューでもいつも書いてるんだけど、
何も前知識なく観たいのに、予告で見せすぎなんだよね・・・。
触れたら消えてしまうということも言っちゃってるし、
最後に抱きしめてほしいとかも言っちゃってるし。
そこに向かって進んでいくってわかっちゃってるから、
思った通りの展開で物足りない部分もちょっとあったんだけど、
でも最後には、いい意味で裏切られたというか、
こうなったらいいなと思っていた展開になって、全体的には面白かった。

ちょっとネタバレっぽい前振りになっちゃったけどここからはネタバレ。

西洋っぽく見せようとしてるっぽいのに思いっきり名前が美雪だし
三銃士は安っぽいメイクだし大蛇は紐見えちゃってるし、
昔の映画という設定とはいえすごいひどい映画だな、と思うんだけど、
そんな中でもお姫様の美しさが際立っていて、
これは恋するのもわかるな、と思う。
あんまり関係ないけど、健司が言っていたように、
どんな映画にもいいところはあるっていうのは自分も思うことで、
いろんな映画を観てるとすっごいイマイチな映画も多々あるんだけど、
そん中でも良いところを見つけるのは面白いし、
最悪、面白くない映画だということがわかった、という収穫があるので、
やっぱり映画を観るのは好き。
だから、健司みたいな人はお友達になりたいなぁと思った。

スクリーンから出てきたお姫様は、
人に触れられてはいけないからということを除いても、
お転婆姫というより暴力姫だったので、ちょっと怖い部分もあったんだけど、
でもやっぱりすごく美しかったし、
健司をしもべとか言っているけど、
実は健司に会いたくてスクリーンから抜け出してきたというのも可愛いなと思った。

最後に抱きしめてほしいと言って健司が触れようとしたところで、
なんとなく、健司は触れないんじゃないかなという気はしていたけど、
現実的に考えて、好きな人に触れずにずっと生きていくなんて
やっぱり無理だよなとか思っていたので、その後の展開には結構感動した。
映画の中から出てきた人は年取らないよなとは思っていたけど、
そうか、お孫さんと言っていた人が彼女だったのか。
ずっと触れられないままで、でもお爺さんになるまでずっと一緒にいたのもすごいし、
お姫様も、自分は年を取らなくて健司だけが年を取っていく中でも、
ずっと健司を愛し続けていたんだな、っていうのが良かった。
上にも書いた通り現実的に考えてそんなことできるのかっていうのはあるけど、
映画だし、夢があっていいから、これでいいんだと思う。
最後に健司に触れることで、2人一緒に旅立ったんだなっていうのも良かったし、
健司が言っていた、「君の一番欲しいものをあげる」だったかな?
その脚本のラストが、彼女の世界に色を与えることだったというのも、
すごくいいなと思った。

後は、出てくる人たちがみんないい人なのも、好感が持てた。
健司はもちろんなんだけど、
ロマンス劇場の館長さんが、自分も元はそういう恋をしていて、
応援してくれるのも良かったし、
社長令嬢の子が、黙ってれば健司と結ばれたかもしれないのに、
本当のことを話に来るところも良かった。
あと、ハンサムガイの俊籐さんね。
ペンキかけられても怒らないのは、周りにファンがいたからで、
実は裏でネチネチ言ってくるタイプかと思っていたら、心からいい人やん。
「男が簡単に下を向くな。常に未来を見ろ」っていう生き方素晴らしい。

キャストも良かった。
綾瀬はるかちゃんすごい良かった。
前に書いたと思うけど、『精霊の守り人』のバルサ役がはまってて、
ほわんとした役もいいけどかっこいい役がもっと観たいなと思っていたので、
今回の凛としたお姫様の役はすごいかっこよくて美しくて良かった。
坂口健太郎くんは、演技はもうちょっとかなという気はするけど、
ちょっとどんくさいけどすごく優しい感じが見た目からあふれ出てる感じで良かった。
北村一輝さん最高だった。ハンサムガイ!
お転婆姫の映画もすごく気になるけどハンサムガイの映画もすごく気になるわ。

ということで、ほんわかあったかくなれる映画で面白かった。
最後にどうでもいいこと言うけど、
雨に濡れても泣いても落ちないあのファンデーションほしい。

犬猿

採点:☆☆☆☆★

新井浩文さんと窪田正孝くんが兄弟役っていうだけで
すごいものが観られそうだなと思って楽しみにしていたんだけど、
共演が、あんまりよく知らないニッチェの江上敬子さんと
演技上手いと思ったことない筧美和子ちゃんだったので、ちょっと心配もしていた。
でも、結果的にみんな良かったし、
ちょっと間延びしたところもあったけど、面白かった。

ここからはネタバレ。

自分は弟がいるけど、まぁ昔はたまに喧嘩もしたし、
要領よく受験も就職も決まっていって羨ましいなとか思ったこともあったので、
この映画に出てくる2組の兄弟についてもわかるなと思うところもあるけど、
大人になってからは普通に仲の良い姉弟だと思うので、
この映画みたいなすごいのはないかな。
姉弟じゃなくて友達とも、そんなにすごい喧嘩したことないので、
共感するというよりは、こういう兄弟もいるんだなぁっていうのを
外から眺める感じで楽しめた。

最初に、予告編が終わって映画始まったと思ったらまた予告編が始まったので、
あれ、まだ始まってなかった?と思ったら筧美和子ちゃん出てきたので、
そこからもう掴まれたんだけど、
それぞれの性格とか、やり取りが面白かった。

卓司みたいな人は、お近づきになりたくないタイプだなと思うんだけど、
もし兄だったら受け入れられるもんなのかな。
暴力はいかんと思うし、
何にもできないわりに妙に自信持ってるのが危ないなとは思うけど、
なんか彼なりにちゃんと周りに何かしてあげたいと思っているというか、
マッサージチェアも車も迷惑以外の何物でもないし
気に入られないと逆切れもどうかとは思うけど、いいところもまぁあるのかな、と思う。

和成は一見無害な好青年っぽい感じなのに、
一方で兄を上手く使ってるところとか、何か腹に抱えてそうなところが
人間っぽいというか、ちょっとわかる気がした。
人は見た目じゃなくてフィーリングが合う人がいいと言いながら、
由利亜の時と真子の時で明らかに態度違うところも人間っぽい。

由利亜は、周りにいたら頼りがいのある尊敬できる人だな、とは思う。
ああいうできるお姉さんがいると、妹は劣等感持つだろうなとも思う。
でもあの嫉妬深さはなかなかすごい。
想いを告げたわけでもないのにもう自分だけのものみたいになっちゃってて
妹の彼と分かったとたんに態度が変わるところはちょっと怖い。
卓司とのチャーハンのやりとりとか面白かった。

真子は、可愛いだけが取り柄だけどそれで周りにはちやほやされる、
それは女的には嫉妬の対象になるのもわかるなと思う。
もう1歩のところでくすぶってるのに芸能人っぽい仕事してます的なのも
女的にはイラっとするところだろうなと思う。
真子も和成も、お互いに兄と姉のことを悪く言いながらも、
でも人に言われると、でもこういういいところもあるよ!みたいにムキになるところが
下の子っぽいなと思った。

お互いの兄弟が爆発して言い合いになるところまでは良かったと思うんだけど、
それが途中から、音楽だけの喧嘩になってしまったところがちょっと残念だった。
あそこは、もっと最後までがーっと言い合いしてほしかった。
あそこで変に音楽で間延びしてしまったので、
そのあと子供の頃の4人の映像が出てそこでまた音楽だけのシーンが続いて
ちょっと最後の方、変に引っ張った感があった。
でも、お姉ちゃんがピンチなのを見てすぐに泣きながら救急車呼ぶ真子と、
一度は、見殺しにしようとしたけど、やっぱり戻ってきた和成と、
それぞれ行動は違うんだけど、やっぱり兄弟だな、と思ったし、
そのあと、ちょっと兄弟の関係性が良くなったのかな、と思わせといて、
やっぱり元に戻りそうなラストの終わり方良かった。
同じ吉田恵輔監督の『さんかく』のラストの、
3人の視線が交差して終わるのも好きだったけど、このラストも好き。

キャストも良かった。
新井浩文さんは、優しい役や静かな役も似合うんだけど、
こういうインパクトのある役やるとすごいな。
もう、本気でお近づきになりたくない感じだった。
窪田正孝くんは、演じる人によっては普通の印象に残らない人になってしまいそうな役を
すごく上手く演じていて、やっぱりすごいなと思った。
この2人の共演はやっぱりすごかった。
意外だったのがあとの2人で、
江上敬子さんは顔は見たことあったけどあんまり知らなかったんだけど、
すごく役にはまっていて良かった。
筧美和子ちゃんは、顔しか取り柄がない、ちょっと周りよりは可愛いけど
そのくらいの人他にもゴロゴロいるぞ、的な女の子だとまさに思っていたので
(失礼ですんません)
まさに役柄そのままだったと思う。
演技も結構上手かったと思ったのは、役にはまったからなのかな。
この4人で正解だったと思った。

お話も面白かったけど、
それぞれの役者さんの面白い化学反応が観られた映画だったなと思う。



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