勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』『任侠学園』(2019年10月14日 月曜日 17時03分)

ブルーアワーにぶっ飛ばす
 
採点:☆☆☆☆★
 
派手な話ではなく、
誰もが持っていそうな寂しさとか憂鬱さとかを
映し出したような物語だけど、
すごく会話のテンポよく、
人間の生活のおかしみというか、笑いがあって良かった。
 
ここからはネタバレ。
 
東京でCMディレクターとして働いていた主人公が、
おばあちゃんのお見舞いのため、田舎に帰る物語。
田舎では自分の見たくないものもたくさん見えてきて、
でもその中で自分のことも見えてくる。
なんかすごいことが起こったりとか、
劇的な変化があるわけではないんだけど、
なんか好きな感じだった。
ラストでキヨが消えてしまったのは、
結局、主人公が作り出した妄想だったっていうことだったのかな。
もうキヨがいなくても大丈夫ということなのかな。
そこまでに至る劇的なことはなかったような気がするけど。
 
夏帆ちゃんの演技が素晴らしかった。
すごくナチュラルにいそうな感じというか、
ひとつひとつの話し方とか表情とかが、
すごくいいなと思った。
シム・ウンギョンさんは、
なぜ東京にずっといる都会人のはずなのに
日本語カタコトの人が演じるのかイマイチわかんなかったけど、
雰囲気はとても可愛らしく天真爛漫な感じで良かったと思う。
 
ということで、だから何ってこともないんだけど、
わりと好きな映画だった。
 
仁侠学園
 
採点:☆☆☆★★
 
公開から2週間くらい経ってるから
お客さんあんまりいないだろうと思っていたら、
意外といっぱい入っててびっくりした。
全体的に、ちょっと古い感じはしたけど、まぁ面白かった。
 
ここからはネタバレ。
 
まず、ヤクザの人たちが学校を立て直すという話なので、
ファンタジーとして割り切って観ないと話に入っていけないよね。
ヤクザが理事長なんて誰だって反対するし、
最近は反社会的勢力うんぬんもいろいろ言われてる時期だし。
その辺り、ちょっと入り方が強引だなぁと思ったけど、
ちょっと不思議な考え方のおっさんたちの集まりと思えば、
まぁついていけたかな。
 
この映画に限らず、そんな簡単に生徒が味方になるかな、
とかは思うけど、
おっさんたちのちょっと変な助言とか説教とかで、
生徒たちが変わっていくのは面白かった。
生徒のひとりがヤクザを使って友達を拉致させるとか、
ちょっと現実味ない気はするけどね。
あと、中学生ならまだありかも知れないけど、
高校生でラストに垂れ幕でお見送りとかイマドキなさそう。
 
キャストは、西島秀俊さんの爽やかな笑顔が、
見事にキモい笑顔のおっさんになってるのは面白いなと思ったし、
葵わかなちゃんとか、意外と上手かった。
可愛らしい感じの役よりこういうののが似合ってるんじゃないかな。
 
ということでまぁ、すごい面白かったってことはないんだけど、
そこそこ楽しめたかな。



映画『蜜蜂と遠雷』(2019年10月05日 土曜日 22時48分)

採点:☆☆☆★★
 
原作がめっちゃ面白かったので、
すごく映画に期待していたと同時に、不安もあった。
原作では文章で語られていて
実際はどんなものなのかすごく気になっていた4人のピアノ演奏を、
映像で実際に見て聴くことができるというのは
すごく楽しみではあったけれど、
どう考えても映像化したら丸一日はかかる作品、
せめて前後編はあってほしいと思っていたし、
予告で原作にないシーンがあるのも気になっていた。
 
結果としては、4人のキャラクターはみんなすごく合っていたし、
それぞれがこう演奏するのかっていうのもわかったし、
ピアノ演奏もすごいなぁとは思ったんだけど、やはり物足りない。
というか、ピアノコンクールの設定自体は原作通りだけど、
物語が映画っぽく変わっちゃってて、
なんで余計なシーン入れたのかな、
なんであそこないんだろうっていうのが気になってしまった。
 
そういうのは、原作を先に読んでいる場合にありがちなので、
なるべく原作を意識しないようにしようと思って観てはいるんだけど、
でも原作ものでも、ちゃんと原作に忠実に丁寧に作ってあるものは
やっぱりいいじゃない?
それがあまり感じられなかったというか、
上っ面だけ使っていいところが出ていないような気がしてしまって、
物足りなかった。
やはり、せめて前後編で、一次予選から忠実に作って欲しかったなぁ。
 
あ、これだいぶネタバレ入ってるけどここからもネタバレ。
 
まずやっぱり、一次予選が端折られた時点で致命的だと思うのよ。
最初の演奏でカザマ・ジンに賛否が巻き起こるところなんて、
ちょびっとだけ一次予選の映像が出て、
審査員が話し合うところが出ただけで、
あとは本選まで普通に上がっていっちゃう。
ホフマン先生のギフトの意味ある?
明石なんて一次予選通ったの写真撮ってるところでわかるだけで、
あっという間に二次予選で落ちちゃうから、
ほかの3人との対比もイマイチわかんないし、出てくる意味があまりない。
まさかの菱沼賞受賞は文章だけやし。
明石と亜夜の三次予選後のシーン好きだったので、そこも外して欲しくなかったなぁ。
一次予選後にすぐ会っちゃうし。
ってか三次予選自体なかったけど。
 
そして、亜夜を軸に話が進んでいくから、
マサルの凄さがイマイチ伝わってこなくて、
ラストで、あれ、マサル優勝なの?って感じで終わっちゃうし、
亜夜を軸にしてるわりに、
亜夜がジンを始めとする3人に刺激を受けて成長していく姿が
あまり丁寧に描かれていないように思う。
ジンとのセッションのシーンとかは良かったと思うんだけど、
なんか亜夜がずっとウジウジしてる子になっちゃってたし、
あのコンダクターも何様?って感じやったしなぁ。
 
なんかここまで原作と比べて気に入らなかったところばっかり
書いてしまったけど、
ピアノの演奏シーンはやっぱり実際に聴けるのは嬉しかったよ。
カデンツァとか、人によってどう違うのかな、とか実際聴くと面白かったし。
まぁでも、やっぱりもっとじっくり聴きたいなというのはあったし、
ピアノ少しかじったくらいの素人耳では、
みんなすごいなとは思ったけど音の違いとか
イマイチわかんなかったんだけど。

キャストはみんな良かったと思う。
みんなキャラクターのイメージに合っていたし、
ピアノ演奏シーンとか、ホントに演奏してるみたいでかっこいいし、
演奏の仕方もそれぞれに違っていて面白かった。

ということで、悪くはなかったんだけど、
やはり、もっとじっくり丁寧に
原作通りに作ってほしかったなという物足りなさ。



映画『アイネクライネナハトムジーク』(2019年09月22日 日曜日 17時53分)

採点:☆☆☆☆☆
 
ずっと前にも書いたと思うけど、伊坂幸太郎さん原作の映画化は、
すごい傑作かすごい駄作の両極端になるので、
大当たりか大はずれだと思って観に行った。
原作は文庫本になったときに読んだけど、
忘れかけてたので映画の前にもう1回読んだ。
読んだ感じでは、
これ多部未華子ちゃんの出番めっちゃ少ないんじゃないの?
とか思ってたんだけど、
すごく上手いこといい感じに原作をまとめてあって、すごく面白かった。
 
ここからはネタバレ。
 
原作を先に読んじゃうとどうしても原作と比べがちだけど、
ホント上手いこと作ってたな。
原作は時系列を行ったり来たりするので、
どこがどう繋がってたか、戻って読み返したりしながら読んでいて、
それもまた楽しいけどわかりにくい部分でもある。
そこは、映画では時系列通りに進んでいたので、わかりやすかった。
 
そして、オリジナルの部分とか、繋ぎ方を変えてあるところも、
上手いこと作ってあった。
多部ちゃんの出番少ないかと思ってたら
佐藤と彼女の話もちゃんと続きがあって、
佐藤が大事な場面でも子供助けちゃうところとか、
プロポーズの返事の「いいですよ」「いいんですか」のやりとりが
街頭アンケートと繋がってるとことか、上手いなと思った。
久留米くんのお父さんの「どなたの娘さんかわかってるんですか」作戦も、
原作とちょっと変えてあって、
自転車のところでお父さんが使ったのをのちに久留米くんが使うっていうのが、
お父さんのようにはならないと言っていた久留米くんの
その後がわかる繋がり方でいいなと思った。
耳の聞こえない少年のその後の話は、
ラウンドボーイの奇行ではなかったけど、
客席にいたのを小野が見つける、枝を折る、大丈夫の手話の流れが
すごくじーんときた。
そのあとの「落としましたよ」がまさかの木の枝で、
シュールだなと思ったけど、それもまた藤間さんの話とかと繋がってて面白い。
斉藤さんはただのミュージシャンになっていたけど、
10年間同じ場所で同じ曲歌ってる変な人で、
なんか見守り役っぽくて面白かった。
 
キャストも良かった。
特に、矢本悠馬くんは、絶対ぴったりだと思ってたけど、
織田のイメージ通りだった。
原田泰造さんの藤間さんも、あ~このキャスティングわかる~って思ったし、
他もみんな良かったなぁ。
 
久しぶりに褒めちぎった感想書いた。満足。



映画『3人の信長』『HELLO WORLD』(2019年09月21日 土曜日 17時47分)

3人の信長

採点:☆☆☆☆★
 
面白かったは面白かったんだけど、ちょっと途中から怖かった。
 
ここからはネタバレ。
 
元今川軍により織田信長が捕らえられるが、捕らえられた信長は3人。
そして3人とも自分が信長だと言い張る。
果たして誰が本物の信長なのか、という物語。
 
最初の方は、
3人の信長が元今川軍をどうやって騙し通すかというところと、
元今川軍がどうやって本物の信長を見つけ出すかという
駆け引きのようなものが続く物語だと思っていて、
演出もコメディっぽかったので、面白く観ていた。
3人とも偽物だっていうのは、牢の中のやりとりとかでわかるし、
本物の信長があの人だっていうのは、
結構最初の方でクシャミしてたり体を掻いたりしてたので
わかりやすかったんだけど、
そこに最終的にどうたどり着くのかというのも含めて楽しめそうだったので、
わかりやすいのも含め面白かった。
 
ただ、信長の1人が追い詰められていく頃から
ちょっと雰囲気が変わってきて、
捕らえられた信長の家臣が拷問を受けるところが長すぎて
そこから一気に怖くなってきてしまった。
あの家臣、結局自害しちゃうし。
あと、最終的に妻と子ではなくて
どこかにあった死体であることが明かされるけれども、
やっぱり、家族の生首据えられて踏みつぶすぞ、というのは
気分の良いものではなく、ちょっと気持ちが萎えてしまった。
 
信長が3人とも偽物だとわかるあたりや、
本物の信長がわかるあたりのシーンは、
わかってはいたけど爽快ではあった。
でもそのあと、まだあの小屋に信長が捕らえられたままなわけないのに、
3人が血みどろで戦ってたり、
足に刀刺してグリグリやったりするあたりは、
やっぱりちょっと気持ち悪かった。
 
キャストは良かった。
唯一の女性キャストの子がちょっとイマイチだったけど、
3人の信長はそれぞれに違う味わいがあって面白かった。
特に市原隼人くんの信長が好きだった。
あと、名前がわからないけど本物の信長役の人もギャップが面白かった。
ベテランの相島一之さんや高嶋政宏さんも良かった。 

ということで、まあ、面白かったり怖かったり。

HELLO WORLD

採点:☆☆★★★
 
最初の方は楽しく観てたんだけど、
途中からちょっとついていけなくなった。
 
ここからはネタバレ。
 
まず大前提を私が1回観て正しく理解できてるかが
怪しいとこなんだけど、
未来の世界には、
過去の出来事を正確に記録したデータベースがあるらしい、
で、主人公(大人の方)は、過去に事故に遭って亡くなった彼女を、
そのデータベースの世界だけでも助けて
その子の未来を見たいってことで、
その世界に入り込んだ、ってことでオッケーなのかね?
 
そう思って観てたので、
主人公は彼女を助けようとするけど
データベース的には現実世界とのズレが発生するのを感知して
修復しようとする、みたいな話だと思っていたのね。
そしたら、彼女が助かったと思ったら
大人の方の主人公が急によくわからんことを言い始めたので、
そこからついていけなくなった。
 
彼女は亡くなってなくて脳死状態で、
データベースのなんかが合うと脳死状態から復活するってことなの?
んでまあ彼女が復活するとこまではいいとしても、
実はその世界も現実じゃない世界で、
そして大人と子供の2人の主人公が共存してるのはなぜなの?
その辺が全然ついていけなくて、
大人の方の主人公が消えたら何がどうなって
子供の方はどこの世界に帰ってきたの?
そして結局彼女は事故に遭ったの?遭ってないの?
最終的に、逆パターンな感じで、
主人公を彼女が復活させて終わったけど、
あれはどこの世界の話でどこから復活してきたの?
 
なんか、疑問ばっかりになってしまった。
 
映像的には、
ちょっとキャラクターデザインがあまり好みではなかったけど、
全体的に丁寧で綺麗だった。
データベースの世界での戦いのシーンは、
ちょっとデジタルな感じが『サマーウォーズ』っぽかったけど。
あと、声も、北村匠海くんと松坂桃李くんは上手かった。
浜辺美波ちゃんはそのまま美波ちゃんな感じだったのと、
ちょっとキャラクターと合ってない気がした。
 
ということでまぁ、よくわからなかったので誰か解説してほしい・・・。



映画『記憶にございません!』(2019年09月14日 土曜日 17時30分)

採点:☆☆☆☆★
 
面白いだろうなとは思っていたんだけど、
ここ最近の三谷幸喜監督の映画
『清洲会議』『ギャラクシー街道』が私好みではなかったので、
過度な期待をせずハードルを下げて観に行った。
ちなみに監督作品では『THE有頂天ホテル』
『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』、
監督じゃないけど『12人の優しい日本人』が好き。

結果、面白かったけど、
上に挙げた好きな作品群ほどはわくわくしなかったかなぁ。
思ったより真面目だったからかな?
もう1回観たいと思うかで言ったらすごく微妙なライン。
 
ここからはネタバレ。
 
もっとハチャメチャな感じを想像してたから、
意外と真面目だと思ってしまったのかも。
記憶をなくす以前の総理の様子が、
少しの「記憶にございません」発言のVTRと、
記憶をなくした総理に接したみんなの発言しかないので、
記憶をなくす前となくした後のギャップがわかりにくく、
そのせいでただ真面目に誠実に政治をする人の話に
なってしまっている気がする。
 
もちろん、家政婦さんを妻と間違えて抱きしめたり、
絶対なるとは思っていたけど最初の警察官がSPになったり、
妻が好みのタイプだと言ったり、
笑えるところはいくつかあったし面白かったんだけど、
そうきたか!っていう笑いじゃなくて、
小ネタ的な笑いが多かったのが、
上に挙げた私の好きな作品群と違ったところかな、と思う。
 
ただ、真面目にストーリーを追うと、
いい場面だな、と思うところもいろいろあって、
ミスしらたき(?)の話を聞いてはしゃいでたり、
政治を学校の先生に1から教えてもらったり、
アメリカ大統領に日本の農家を大事にしたいとちゃんと伝えたり、
そういうところは好感が持てたし、
周りの人を少しずつ巻き込んでいって、
反発してた秘書をその気にさせたり、
最初に石をぶつけられた時静観してたSPが
次はビシッと総理を守ったり、
新聞記者と元官房長官秘書の最後のやりとりだったり、
そういうシーンは好きだった。
 
キャストもベテランばかりだったので、安心して観られた。
個人的には、小池栄子さんのキャラクター好きだった。
あとは、有働由美子さんが強烈過ぎたのと、
ROLLYさんはエンドロールまでわからんかった。
 
まぁそうだなぁ。
もう1回観たらもっと面白く感じるような気もするけど、
テレビでやるまで待ちかな。



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