勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









畠中恵『明治・妖モダン』(2018年04月21日 土曜日 21時05分)

畠中恵さんはどんどんシリーズものの新しいのが出てくるなぁ。
こ朝日文庫とかぜんぜんチェックしてなかったからいつの間にか出てた
畠中恵さんの文庫『明治・妖モダン』。

明治・妖モダン (朝日文庫)

新品価格
¥626から
(2018/4/21 20:56時点)



畠中さんの本で妖が出てくるのって、
しゃばけシリーズとかつくもがみシリーズとか、江戸の話が多いんだけど、
このお話は、江戸時代から明治時代に代わって20年くらいたってからのお話。

明治時代になると、妖は江戸時代の作りものだと考えられて、
この世に妖なんていないって思われているんだけど、
実は、人々の暮らしの中に、うまく溶け込んで存在していたりするんだよ、って話。
5つの話に分かれていて、ひとつひとつは、謎解きみたいな要素もありつつも、
ホラー小説みたいな感じもあって、
なんだろう、しゃばけシリーズとかが、
妖と共存しながら楽しくやってるイメージなのと比べると、
妖って怒らせると怖いのよ、っていうのが前面に出ている気がする。

最初の方読んでた時は、普通に人だと思っていた人たちが、
実は・・・ってわかってくるところが面白かったし、
人間たちに対する、妖たちの態度というか、うまく表現できんけど、
なんか、妖は妖なんだなっていうのがちょっと怖かったりもした。

これもシリーズものでまだ続きがあるみたいなので、
続きが出るの楽しみだな。
朝日文庫チェックしとかなあかんなぁ・・・。



畠中恵『うずら大名』(2018年02月06日 火曜日 21時06分)

これ12月に買ったんだったっけな。
畠中恵さんの文庫新刊『うずら大名』。

うずら大名 (集英社文庫)

新品価格
¥670から
(2018/2/6 20:40時点)



これまた新たなシリーズものなのかな。
今でも、長男は家を継ぐとかそういうのはあったりするけど、
江戸時代はそれがもっといろいろあって、
次男三男・・・ってなってくると継ぐ家もなく、
養子先を見つけたり自分で家を興したりしないとどうにもならないっていう時代。
そんな中、上の兄たちのいろいろのせいで、
思いがけず豪農で名主となった吉之助と、
同じくいろいろのせいで大殿様になった有月と、
有月の飼っている鶉の物語。

6章に分かれていて、ひとつひとつでお話として成り立ってもいるんだけど、
全体でひとつの話でもある。
泣き虫で有月に振り回されてばかりだけど優しい吉之助と、
吉之助に無茶ぶりばっかりしてるけどちゃんと考えることは考えてる有月と、
ただの鶉のようで何かいろいろ見通しているような佐久夜の、
ドタバタ劇も楽しいし、
有月に仕えてる左源太もかっこいいなと思うんだけど、
最後まで読み進めていくと、なんとも切ない結末が待っていた。

ネタバレになっちゃうので注意だけど、
全編通じて出てくる事件の犯人、
言われてみれば確かに、その人(たち)でしかありえないんだけど、
でも、犯人が分かったときに、すごい悲しい気持ちになった。
自分ではどうにもできない世の中で、
同じ仲間だったはずの者たちが、こうも道をわけてしまうのかと思うと、
すごい切ないなぁ。

まだまだみんなの活躍は見たいので、シリーズものなら続き早く読みたいな。



畠中恵『けさくしゃ』(2015年05月26日 火曜日 19時51分)

畠中恵さんの文庫新刊『けさくしゃ』。

けさくしゃ (新潮文庫)

新品価格
¥810から
(2015/5/26 19:36時点)



私はぜんぜん歴史上の有名な人とか知らんのであれなんだけど、
この物語の主人公・柳亭種彦さんというのは、
実在した戯作者(作家)なんだそうな。
ちょうどこの本読んでるときに、
映画『駈込み女と駆出し男』を見たら戯作者のことが出てきて、
種彦さんの名前もちらっと出てきたので、
なんてタイムリーなんだ、と勝手に喜んでた。

この物語は、その柳亭種彦さんが、戯作者としてデビューするころのお話。
どういうところが実際にあった話で、
どういうところが作り話なのかはわかんないんだけど、
この物語の中身がまさにそんな感じで、
種彦さんの周りで起こる事件を、種彦さんが、
事実と想像を織り交ぜながら戯作にして解決していくっていう、
畠中さんらしい遊び心ある物語で、面白かった。

人っていうのはすぐ流行りに流されたり、
ちょっとの噂を都合よく解釈して人を貶めたりするんだなぁっていう、
ちょっと嫌な部分もあったんだけど、
でも最終的には、前向きに、
自分のやりたいことをやろうとする種彦さんいいと思う。

こういうの読むと、自分もいろいろやりたくなってくるんだよね~。
物語とかもう何年書いてないんだって感じだし・・・。



畠中恵「ちょちょら」(2014年02月13日 木曜日 20時00分)

畠中恵さんのまたまた新シリーズ「ちょちょら」。

ちょちょら (新潮文庫)

新品価格
¥746から
(2014/2/12 21:36時点)



「ちょちょら」というのは、
「弁舌の立つお調子者。いい加減なお世辞。調子の良い言葉」という意味らしい。
読んだ感じ、ちょっとタイトルとイメージ違うかな。

物語の主人公は、多々良木藩の江戸留守居役、間野新之介。
江戸留守居役ってのは、すごい簡単にいうと、藩の外交を務める人みたいで、
藩のためにいろいろ駆け回って、賄賂っぽいものもばらまいたりして、
それ故お金もいっぱい使うので、周りからは、豪遊してるという噂も出たりするほど。

新之介は、もともと次男の部屋住みだったんだけど、
兄が亡くなったので、兄が就いていた役職に代わりに就くことになった人で、
兄が亡くなった理由を明らかにしながら、日々起こる厄介ごとを切り抜けていく物語。

ちょっとネタバレ注意。

物語の冒頭で、新之介は、平々々凡々々な男だと言われているけれど、
読んでいて思ったのは、兄が出来すぎたので、
その陰にかすんでしまっていたのかな、と。
ホントは並よりちょっとできる男だけど、
兄がいつも上にいることでちょっとコンプレックスを持ってるような人かな、と思った。

出来すぎるが故に、ひとつの失敗でもろく崩れてしまう人と、
失敗はするけれども、そこから這い上がる力を持っている人と、
どちらがいい、とも言い切れないけど、
新之介は、後者として、失敗をしながらも、最後まで諦めないでやりきるところが
すばらしいと思った。
途中何度もやきもきしたけど、最後は上手くおさまって良かった。
そして岩崎、いいとこ持っていくなぁ。

終わり方が続きそうな感じだったので、
また新たな藩でのお話があるのかな、と思う。
次があるならまた楽しみ。



畠中恵「こころげそう」(2010年09月06日 月曜日 20時43分)

「こころげそう」っていうタイトルだけ見て
勝手に「こころげ草」っていう草だと思ってた・・・。
「心化粧」=「口には言わないが、内心恋こがれること」だって。

ということで、畠中恵さん「こころげそう」。
最近畠中さんの文庫がちょくちょく出てきて嬉しい。

こころげそう (光文社時代小説文庫)

新品価格
¥620から
(2010/9/6 20:28時点)



畠中恵さんの時代モノ推理小説。
今回は、男女9人の幼馴染を巡るせつない恋の物語。

主人公、宇多の幼馴染の兄妹、千之助と於ふじが、川で死んでいるのが発見される。
自殺か事故か殺人かはわからずじまい。
そんな中、宇多の元に、幽霊となった於ふじが現れる。
自分が死んだ原因がわからないという於ふじの死の真相と、
幼馴染たちの周りで起こるさまざまな事件を宇多が解決していく。

という物語なんだけど、注目すべきは幼馴染の恋模様。
男4人、女5人が、それぞれに思いを寄せていて、九角関係みたいなことになってる。
それぞれにいろんな事情があり、上手くいかない恋を抱えていてせつない。

畠中さんの物語は結構爽快なものも多いんだけど、
これは胸がきゅんとなる感じの物語。
こんだけ恋愛が全面に出てるのも珍しいかも。



ホーム | 次ページ


カレンダー

09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
カテゴリー

最新コメント