勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









江國香織「赤い長靴」(2008年10月11日 土曜日 12時30分)

江國香織さんの小説、とひとことに言っても、
結構いろんな色を持っているので、これ、というひとくくりにできない。
最近紹介した本を見返してみても、なんだかどれも雰囲気が違う。
でも、どれを読んでみても、「江國さんらしいなぁ」と思う。

今回紹介する「赤い長靴」は、
江國さんの作品の中でも、
私が最も好きだなぁと思うジャンルに
入る作品。

普通の、どこにでもいそうな
夫婦の日常。
特に何が起こるわけでもなく、
様々な予感をはらみながらも、
いたって健全。

ここがこういう風で面白かった!
とか言うような、
山場的なものは何もなく、
でも、それが退屈じゃなくて、
読んだ後に、なんだか心地よい気分になり、
そしてなんだか登場人物たちを愛おしく思う。

江國さんの作品って、読む前は結構、よし、読もう!って気にならなくて、
先延ばしにしてたりするんだけど、
読み始めると一気に読んじゃう。
なんだか不思議な力のある作家さんだ。



江國香織「すきまのおともだちたち」(2008年09月28日 日曜日 20時00分)

江國香織さんの小説、「すきまのおともだちたち」の紹介。

小説というよりは、童話、という感じ。
実に江國さんらしい作品。

「私」がふとした瞬間に迷い込んだのは、
ここではない、どこかの街。
その街で出会ったのは、「女の子」と名乗る女の子と、
話をし、車を運転するお皿。

なんだか不思議で、でもあたたかい、
素敵なお友達の物語。

ふとした瞬間に街に迷い込んだ「私」は、
またふとした瞬間に元の場所に帰っていく。
そして月日が経ったころ、
「私」はまた、その街に迷い込む。

「私」は年を取っていくけれど、女の子はいつまでも変わらない。
それを悲しむ女の子がちょっとせつない。

不思議で、あたたかくて、せつなくて、そして可愛い。
短いお話なので、本を普段あまり読まない方も是非。
こみねゆらさんの挿絵がまたすごく素敵。





江國香織「夕闇の川のざくろ」(2008年06月27日 金曜日 21時24分)

江國香織さんの絵本、「夕闇の川のざくろ」の紹介。

絵本なので、短くてすぐ読めるんだけど、
内容はすごく江國さんらしく、
静かで優しく、不思議な感じ。

「しおん」という、嘘つきでちょっと変わった友達の話。
・・・と思って普通に読んでいくと、
途中で、あれ?となる。
そして自分の思っていたものは
根底から覆される。

ほんの短いお話の中に、
すごいいろんなものが詰め込まれてるみたいで、
気づけば物語に引き込まれている。

挿絵は守屋恵子さんという人。
この人がまた、独特な絵を描いている。
物語の雰囲気的にはあってると思うけど、
人物はもっと可愛いのがいいなぁ・・・。

とにかく、短くてすぐ読めるお話なので、ぜひ一度ご堪能あれ。
そして不思議世界に引き込まれちゃってください。



江國香織「ぬるい眠り」(2007年06月20日 水曜日 23時18分)

本日は、江國香織さんの小説「ぬるい眠り」の紹介。

この本は、江國さんの短編9編を収録した短編集。
「きらきらひかる」の10年後の話も入っているということで、
買ってみた。
・・・と、「きらきらひかる」の紹介も
しなきゃいけなくなっちゃうんだけど。
「きらきらひかる」は、江國さんの本のなかで一番好き。
ホモの夫とアル中の妻という、
なんだか変な組み合わせの物語なんだけど、
なんかいろんな人間関係が心地良くて、いい感じの話。
まあ、この紹介はこのくらいにして。

江國さんの書く話は、なんということもないんだけどなんだか心地良くて好き。
この本も、読後になんかいい感じの幸福感があった。
とりあえず、1編ずつ感想を。

ラブ・ミー・テンダー

これはすごくね、お父さんがいいんだよ。
なんか、可愛いな~と思っちゃう。
お母さんも可愛いし。
ほのぼのとした感じの話。

ぬるい眠り

こういう、浮気というか不倫というか、
そういうのは自分的には絶対にありえないんだけど、
まあ小説の中だからこういうのもありかな、と思いながら読んだ。
なんか、不思議とどろどろしていなくてさっぱりしているところが好き。

放物線

こういう友情はなんかいいなぁと思う。
私も、小学校からの友達に1ヶ月に1回くらいあってなにげない近況報告なんかしていると、
なんかいいなぁ、と思う。
そういう友達がいるのはいいね。

災難の顛末

これは、なんだか想像してしまってちょっと気持ち悪かった。
最後の、男の方は、なんか自分勝手だよなぁと思ってしまう。
そして女はこんな感じで結構さっぱりしているのだ、と思った。

とろとろ

すごい女の人だなぁ・・・と思った。
気持ちはわからなくもない・・・かもしれない・・・かも・・・?

夜と妻と洗剤

短い話だけど、なんかいい。
こういうのってよくある気がする。
結局なんかのきっかけでうまくいっちゃったりするんだよね。

清水夫妻

これまた不思議な夫妻だなぁと思って読んだ。
なんかでも、こういう人たち会ってみたいような気もする。
お葬式参列はしないと思うけど・・・。

ケイトウの赤、やなぎの緑

これが「きらきらひかる」の10年後。
最初に「きらきらひかる」を紹介しといてなんだが、
この10年後はちょっと嬉しくないかも。
紺くんが・・・。

奇妙な場所

面白い。
おばちゃんたちってこんな感じだよなぁ。
私も年取ったらこんな感じになるのかしら・・・??



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