勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









恩田陸『夜の底は柔らかな幻』(2016年03月22日 火曜日 20時00分)

恩田陸さんの長編『夜の底は柔らかな幻』。

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今までも不思議な能力を持った人たちの話っていうのはいろいろあったけど、
ここまでグロテスクだったのは初めてな気がする。
なんかもう、想像するだけで気持ち悪くて、
うわ~、ちょっと苦手だなぁと思いながらも、
続きが気になってどんどん読める話だった。

ただまぁ、いつも書いている気がするんだけど、
恩田さんの小説って、ものすごい傑作だなぁって思うときと、
すごく続きが気になってドキドキしながら最後まで読むのに、
最後にいろんな謎が中途半端でもやもやっと終わるときとあって、
この小説も、上下巻あってちょっと苦手ながらも一気に読んだんだけど、
結局どういうことだったんだろうってわかりにくかったかな。

すごい怖かったけど、キャラクターはみんな魅力的だった。
淳一のキャラクターとかいいなぁ。
びしっとスーツ着て飄々とした感じで山を歩く。
でも中身はすごい怖い人だけど。

次はもうちょっと気楽に読める楽しい系がいいなぁ・・・。



恩田陸『私と踊って』(2015年06月05日 金曜日 20時38分)

恩田陸さんの短編集『私と踊って』。

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19の短編からなる短編集で、すごいさくさく読めた。

面白いのもあれば、これってこんだけなんだ?って思うようなのもあったんだけど、
読み終わってから、あとがきを読むと、いろいろなるほど、となった。

それぞれいろんなところに掲載されている短編なので、
たとえば、これ星新一さんっぽいなぁって思った話が、
星新一さんのトリビュート企画で書いたものだったり、
多部未華子ちゃんの写真集に寄せられた話とか、歴史本に寄せられた話とかは、
そういわれると、そこに掲載されてたらいい感じの話だな、と思ったり、
あとがきの解説読んでわかったものも多いかも。

どっちかっていうと、恩田さんは長編の方が好きかな、と思うけど、
長編も好きなのとよくわからず終わるのとあるから、
短編は短編で面白い。



恩田陸『MAZE』(2015年05月11日 月曜日 20時40分)

恩田陸さんの本久しぶりに読んだような。
新装版って書いてあるから、もともと文庫で出てたのかな?

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荒野に立つ謎の白い建物、その中に入った人が消える。
その謎を解明するために集まった男たちの物語。

これ、読んでから文庫の表紙絵見たら、
すごいそれっぽくて面白いなぁと思った。

この物語では、時枝満という男の人が主体になっているけど、
その友人・神原恵弥が出てくるシリーズものの第1作らしい。
この恵弥って人が、端正な顔立ちの男の人らしいんだけど、
使う言葉が女言葉っていう独特な人で、想像しづらい。
面白いキャラクターだけどね。
今後、もっとこのキャラクターが生かされてくるのかな。

話的には、ちょっとネタバレかもだけど、
謎が解明された、と思ったら、実は・・・みたいな、含みのある終わり方で、
こういうのは結構好み。
恩田さんの小説は、最後まで謎がちゃんと解明されずもやっとするのも多いので、
そのあたり、今回はちゃんとすっきりしたかな。
あの人無事かな、って思う人はいるけど。

シリーズ2作目も文庫になってるみたいなので、
今ある本読み終わったらまた買おう。



恩田陸「夢違」(2014年04月23日 水曜日 20時29分)

恩田陸さん「夢違」。
ちょっと前に読んだんだけど、感想書かずにほかってあった・・・。

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以前ドラマでやっていた「悪夢ちゃん」の原案小説。
「悪夢ちゃん」、面白いのか面白くないんだかよくわかんないまま最後まで見たんだけど、
微妙だったからか感想すら書いてないっぽい・・・。

ドラマやってたときから、原案が恩田さんだったので、興味あったんだけど、
このたび文庫本になっていたので購入。

読んでまず思ったこと。
この小説をよくあんな駄作ドラマにできたな・・・と。
ドラマが駄作だったことがよくわかった。今度やる映画もちょっと気になってるけど。
予知夢を見る女性・結衣子。
彼女が死んだとされてから、10年以上先の物語。
結衣子を取り巻く人たちの周りで、奇妙な出来事が起き始め、
そして結衣子らしき人物がいろいろな場所に現れ・・・という話。

ほぼ最後の章になるまで、ぜんぜん展開が見えなかったので、
ドキドキしながら最後まで読んだ。
「悪夢ちゃん」はギャグみたいな話だったけど、原案はすごく重厚な話で、
夢が可視化されたら、こういうことも起こりうるような気がする。

ただ、まぁこれネタバレになっちゃうんだけど、
いろんな謎が、結局中途半端なまま終わっちゃったような・・・。
最初の方の集団ヒステリーみたいなのとか、結局なんだったのかな、っていう感じもした。
恩田さんの作品は、結構そういうの多いな・・・。
最後まで読んですっきりする話と、最後まで読んでもやもやする話がある。

でも映画とかドラマにするなら、もっと原案に忠実に作ってほしいな、と思った。



恩田陸「チョコレートコスモス」(2011年10月04日 火曜日 20時00分)

久々に、すごい面白い!と思うものに出会った気がする。
恩田陸さんの「チョコレートコスモス」。

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商品リンク貼ろうと思ってAmazon検索したら少女漫画が出てきてちょっとびっくりした。
まったく別物だった、良かった。
この本を漫画にされたくない・・・。

主人公は、大学で演劇を始めたばかりの少女、佐々木飛鳥と、
親の影響で幼いころから演劇をやってきたサラブレット、東響子。
飛鳥が、舞台を踏んでいく中で何を見つけていくのか、
演劇界に身を置くことに戸惑っている響子がどう成長していくのか、
ストーリーからいうとそんな感じだけど、
読んでいて思うのは、とにかくみんなの演技がすごい。
飛鳥が初舞台で役をどう演じるのか、とか、
オーディションで、4人の女性が与えられた課題にどう応じるのか、とか、
もちろん小説だから、活字で書いてあるだけなのに、
なんかすごく、その場面が見えてきて、みんなすごいなぁ、と思ってしまう。
自分の想像力には限界があるので、実際にこの人たちを見てみたくなってしまう。
物語の結末自体は、結構早い段階で検討がついてしまうんだけど、
そんなことはどうでも良くて、とにかく最後までひきこまれたなぁ。

でも、オーディション場面とかでも、物語の中では4人の女性がそれぞれに
演技の仕方を考えて演じているわけだけど、
実際は恩田さんがぜんぶ考えて書いているわけだから、
そう思うと恩田さんやっぱりすごいなぁ、と思う。

これ実際映画とかで映像で見てみたい気もするけど、
見ちゃったらこんなもんかぁ、ってがっかりしそうな気もする。
相当上手い女優さんがやってくれないと。

シリーズ物みたいなので、次が文庫になるのも楽しみ。



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