勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









「天国はまだ遠く」&スジナシ観覧(2008年12月08日 月曜日 21時01分)

今日は有給を取ってたんだけど、何でかというと、タイトルの通り。
スジナシ観覧7回目当たった。
私、懸賞運はそんなによくないけど、スジナシ運はすごくいいみたい。
ということで、当たったのは7回目だけど、見に行くのは5回目のスジナシ感想。

・・・と、その前に。

前回予告したとおり、映画「天国はまだ遠く」見てきたので、
そっちの感想から。

採点:☆☆☆☆★

前から気になっていたので、見てみたいなぁと思ってた映画だったんだけど、
実際見てみたら、すごい良かった。
物語の性質的に、なんとなく星5つつけるのもなぁ、と思って4つにしたけど、良かった。
すごく素朴で、せつないんだけど、あたたかい感じがした。

自殺しようとしていた女性が、山奥の民宿で生活をしていく中で、
徐々に心を癒していく物語。
これだけ見ると、わりと重い感じなのかなと思っていたんだけど、
そんなことはなく、すごく普遍的で、押しつけがましくもなく、
いいところでちょっと笑えるようなシーンもあったりして、
ゆったりとした時間の中で見ている方も癒されていくような映画。

ここからはネタばれ。

自殺しようとする、というと、映画だとよく、
いじめられてたとか、すごい借金したとか、大事な人が死んだとか、
なんかこう、すごい背景があったりするんだけど、
実際、死のう、と考えるときって、そんなんばっかりじゃない。
普通になんということもなく生きていても、ふとしたきっかけで、
そういう方向に向かってしまうもの。
(自殺するところまでは行かないにしても)
加藤ローサさん演じる女性も、そんな自殺しそうな感じの人じゃないんだけど、
実際そういうものだと思う。
だから、自分に近い分、なんか共感できるものがあって、
橋のシーンではホントに、生きてて良かったね、って思った。

蕎麦を打ったり、魚を釣ったり、教会で歌ったり、
なんということもないちょっとしたことに、主人公も癒されていくし、
見ている方もなんとなく癒されていく。
そして、民宿の青年がまた良くて、変に気を遣うでもなく、
ぶっきらぼうなようで優しくて癒される。
青年もまた、主人公に癒されていく、2人の微妙な、というか、絶妙な(?)関係が
またいいなぁと思った。

最後の別れのシーンで、お互い、引き留めるでもなく、求めるでもなく、
結局はそれぞれの道を歩んでいくんだけど、その感じが良かったし、
エンディング後に、あの素敵な(?)絵とともに佇む青年が、
何ともいえずせつなくもあり、やさしくもあった。

主演の加藤ローサさん。
今まで結構、あっけらかんとした感じの役ばかり見ていたんだけど、
なんかこういうのもいいなぁと思った。
徳井義実さんが、またすごく素朴な感じで、すごく良かった。
お笑い芸人さん(特に普段コントをやってる人)が映画とかに出るときって、
面白い役をやっちゃうと、ただのコントになっちゃうんだけど、
こういう真面目な役をやると、結構いける。
(「間宮兄弟」の塚地さんの時も思った)
そのほかの人たちも、みんななんだか素朴な良さがあって、
映画の素朴さにマッチしていて良かったと思う。

テーマは重いものを持っていながら、とても好感の持てる映画で、良かった。

さて、映画の後は、スジナシ観覧。
一昨年、年末スペシャルの福田麻由子ちゃんが当たったんだけど、
(てっきり去年だと思ってたら一昨年だった)
今回当たったのも、また年末スペシャルだった!
というわけで、今回もまたスペシャルなゲストなわけで。

まだスジナシサイトに出てないので名前は伏せるけど、スペシャルなゲストだった。
私ホント、スジナシ運いいわ。自分世代にぴったりな人ばっかり当たる。

ゲストは誰とは言わないんだけど、ひとこと言うと、
テレビで見るより生で見る方がめっちゃカワイイ!!
以前、「ロミオとジュリエット」の舞台を見に行ったので、一応見たことはあったんだけど、
(これだけで誰かわかる人いるのかな?)
その時は双眼鏡で見えるくらいだったんでね、ちゃんとはわかんなかった。
今回は、一番通路側に座ってたし、ゲストの顔が見える側に座ってたので、
ばっちり顔見えたよ。ほんっとカワイイ!!!

そして物語がまたすごく良かったよ。
なんか、せつない恋物語って感じで、2人のやりとりが絶妙だった。
ゲストもさすがだし、鶴瓶さんも言葉の選び方が絶妙だった。

年末スペシャルは、12月29日に放送予定なので、
東海圏の人はぜひ見てみてね。面白いよ~。



「死にぞこないの青」(2008年11月20日 木曜日 22時56分)

採点:☆☆☆★★

・・・なんだか薄っぺらかったなぁ。

原作は、映画化の情報を知るずいぶん前に読んだので、
どんな話だったかはほとんど忘れてしまったけど、
「すごく怖かったんだけど、なんだか共感してしまう」という
印象を持った物語だったと思う。

映画化の話を知ったときには、
怖そうだけど、原作が良かったから見たいなぁって思って、
結構楽しみにしていて、
でも、いざ公開日!ってなったら、全国で3館くらいしか上映してない・・・。
それがようやく、名古屋でも公開されたので(しかも1週間だけ)、
かなり楽しみに見に行った。

・・・ん~、楽しみにしすぎちゃったのかなぁ。
なんか全体的に薄っぺらくて、何にも共感できなかった。

「共感」っていう言葉が合ってるのかはわからないけど、
原作を読んだ時には、あの教師は確かにやってることは悪いんだけど、
なんかこう、すごく、ありそう、というか、
誰しもがこういうふうになりえるんじゃないか、ってのをすごく思って、
そこが深いなぁと思った。

それが、映画を見ていても、ただの弱いものいじめの教師でしかない。
なんだか唐突にマサオをターゲットにし始めて、何がやりたいのかわからない。
途中でアオが、「アイツはずっと恐れていたんだ」とか説明を始める始末。
でもそれを聞いても、そうかぁ?って思っちゃう・・・。

主人公のマサオにしても、原作を読んだ時はすごく、
マサオに入り込んで読んでいた気がするけど、
映画を見ていても、ぜんぜん入り込めないし、成長ぶりもよくわからない。
だから、アオと別れるシーンも感動的じゃなかった。

最後は病院で教師が、唐突に過去の父親との話を始めるんだけど、
なんだかそれもよくわからなくて、だから何なんだって思っちゃった。
そしてそのあとの、マサオは奇跡の子供だったのよ、っていうところも。
車にひかれて傷だらけになったマサオが奇跡的に助かったのと、
傷だらけだったマサオの心(=アオ)が、
マサオの心の変化とともにだんだん傷がなくなって自由になっていく様子を、
シンクロさせたかったのかな、とは思うんだけど、
ん~でも、だから何だ?と。

映像で見たアオは、最初は怖かったんだけど、
やっぱりちょっと、谷村美月ちゃんの可愛さがにじみ出てる感じはしたかな。
それが、マサオの心の変化的には合ってたような気もするけど、
思ったよりインパクトはなかったかなぁ・・・。
でも、マサオとアオの自転車2人乗り(と言っていいのか?)のシーンは、
姿は怖いアオだけど、なんだかあたたかい雰囲気があって、
あのシーンは好きだった。

全体的に、特に印象に残らない映画だった。
結構期待してたので、ちょっと残念。



ハッピーフライト(2008年11月15日 土曜日 13時18分)

採点:☆☆☆☆☆

・・・最近星5つ付けすぎ?

初めて映画館で泣いてしまった。
今まで感動する映画とかせつない映画とか
いっぱい見たけど泣いたことなかったのに。
しかも、いきなりネタバレだけど、クライマックスとかでもなく、
客のクレームにCAが逃げ出したあと、チーフが客を諭すシーンで。
自分のまわりに客いなくて良かったわ。恥ずかしいから・・・。

ただ今、大阪に、the☆tambourinesのワンマンライブを見に行く道中!
せっかく名古屋まで出るので、公開初日、朝一で「ハッピーフライト」見てきた。
そして今ケータイでブログ執筆中。

矢口史靖監督の最新作。おもしろかった!
「ウォーターボーイズ」も「スウィングガールズ」も好きなんだけど、
これまでの矢口監督の作品って、
クライマックスに向かってとにかく走ってます、って感じで、
でも今回の作品は最初から最後まで楽しめた。
飛行機好きなんだろうなぁってのがすごく伝わってきて、
きっと撮ってた監督も楽しかっただろうし、見てる方も楽しかった。

飛行機が飛ぶのにはあんなにいろんな人が関わってるんだなぁ。
それぞれにドラマがあって、それぞれに楽しめて、
そして最後にはみんなでやりきった感があった。

なんか、映画館の椅子がちょうど飛行機っぽいからなのかな、
映画を見てて、私も飛行機に乗ってる客のひとりのような気がしてくるのね。
そして、引き込まれていくうちに、私はいつの間にか、
CAでもあり、操縦士でもあったのかな。
私はいつの間にかいろんな人になっていて、
だから怖いチーフの優しさ、すごさに触れて思わず涙してしまった気がする。

キャストの皆さんがどの方も良くて、すごく好感が持てた。
綾瀬さん可愛かったし、寺島さんも素敵だったし、
田辺さんも時任さんも、とにかくみんな良かった。

好きなシーンもいっぱいあるけど、
個人的には田畑さん演じるグランドスタッフ(って言うらしいよ)が、
時間に間に合わずレストランでひとりため息ついてる後ろに、
あの男性らしき影が・・・ってとこ。
なんか、ぜんぶ見せないけど何かの予感が、って感じが好きだった。

映画館で見てこのフライトの一員にならないと、
ここまで楽しめない気がする。
DVDでいいやって思ってる人が周りにいたら、
ぜひ映画館で見ることをお勧めしたい。





「ハンサム★スーツ」(2008年11月07日 金曜日 23時55分)

採点:☆☆☆☆☆

・・・ちょっと甘めな星5つ。

「小室哲哉さん逮捕によりラジオで小室さんの楽曲オンエア自粛」
というのをyahoo!ニュースで見て、
この映画ももしかしてヤバイんじゃ、と思い、慌てて見に行った。
(だって予告で思いっきり「My Revolution」流れてたから・・・)
結果、映画は上映打ち切りの気配もなく、
「My Revolution」も映画中で思った以上によく流れていた。ひと安心。

昔、「ハンサムマン」という、
ハンサムな男の人がブサイクになっちゃうドラマをやっていたが、
この映画はその逆。
着ればどんなブサイクもハンサムになっちゃう、その名も「ハンサム★スーツ」。

考えてみれば「ハンサム」という言葉自体、
すんごい久々に聞く言葉な気がするが、
映画自体も、時代は思いっきり現代なのに、
出てくる人も街並みも、映画の雰囲気もどこかレトロな感じ。
大体あのハンサムスーツのデザインはなんだ。
そしてハンサムな名前が「杏仁」って・・・。
そして話自体も、思いっきりベタ。

なんだけど、そこが悪い、じゃなくて、そこがなんかいい。
レトロなんだけど、すごくその中にマッチした人たちがいて、
話もベタなんだけど、ちゃんと笑いどころは押さえてる。
意外な展開に向かっていっちゃうような小難しい話じゃなくて、
こういうふうになったらいいな、って思った通りに話が進んでいくような。
それがなんだか心地よい。

もしも○○だったらなぁ、って、誰しも思うことがある。
自分のコンプレックスに思ってる部分が、治せたらどんなにいいか、って。
でも、「自分がなりたい自分になれちゃったら、ホントに幸せなのか」。
なんかやっぱりね、それじゃダメなんだな、
今の自分だから幸せを感じられることがあるんだな、って、
それを面白おかしく改めて実感させてくれる映画だった。

いつの間にかネタばれに入るかも。

この映画のいいところは、主人公も含め周りの人たちが、
みんなあったかいんだよね。
琢郎の友人である2人(真介&久恵)は、
口は悪いながらもちゃんと琢郎の内面を見てる。
杏仁に対しても、顔だけじゃなくてちゃんと中身を見ている。
お店の常連客や、ヨネさんも、あったかい。
パッと見、冷たそうなモデルの來香も、
杏仁の外見じゃなくてちゃんと内面を見てるから、
冷たい感じじゃなくて、かっこよく見える。
(最後の「なんか頑張れって言いたい」とかいうようなセリフ好きだな~)
寛子も、琢郎の内面に惹かれて、陰ながら見守ってる。
そしてなんといっても本江が素敵だったなぁ。

キャストの話になるけど、登場人物がみんなあったかいなぁ、って思えるのは、
やっぱりキャストがいいからってのもあるだろうと思う。
みんなすごく好感が持てた。
上にも書いたけど、本江が素敵だったなぁ、って思うのは、
演じた大島さんの力もあると思う。
この人こんなに可愛いくてあったかい人だったんだぁ、って改めて思った。

周りの話ばかりしてしまったが、主演の2人もすごく良かった。
塚地さんは確かに顔はブサイクだとは思うんだけど、
なんかすごく愛嬌があるというか、応援してあげたくなるキャラクターで良かったし、
谷原さんが、ホントに中身が琢郎なんじゃないかって錯覚するほどの名演技で、
かっこいいのになんか変、っていうのがすごく面白かった。

すごく素敵な人たちが揃っていたのでバスのシーンで「痴漢した」とか言って
寄ってたかって琢郎を責めるシーンは、見ていてすごく腹が立った。
お前らが一番ブサイクだ!と言ってやりたくなった。

「ハンサム」か「ブサイク」か、って、やっぱり外見だけじゃないと思う。
正直私も、電車に乗っていて、隣りで寝てる人が寄りかかってきたときに、
その人の顔が良ければ「まあしょうがないか」って思うけど、
顔が良くないと押し返したくなる時とかある。
だから、「人は外見じゃなくて内面だよ!」なんて偉そうなことは言えない。
でもやっぱりね、最後には外見だけじゃダメなんだよね、内面はやっぱり大事。
内面が素敵な人はやっぱり「ハンサム」だと思うし、
内面が汚れてる人は「ブサイク」だと思う。

自分がハンサムスーツを手に入れて、
理想の自分になれたらどうするだろうな、って考えてみたけど、
理想の自分になれたからって、たぶん変われないんだろうなぁ。
理想の自分になれても、人見知りが治るとも思えないし、
きっと結局何にもできないんだろうなぁ、私の場合・・・。

ラストシーン。
映画の中で、本江が出てきてすぐの肩もみのシーンで、
「私のことを採用してくれてありがとう」とかいうセリフを言った時点で
「本江=寛子」というのはすぐわかる。
でも、本江がハンサムスーツを着て寛子になってるんだ、って思って見てると、
途中で、あれ、なんか違うぞ?ってなってくる。
ラストシーンで、実は寛子がブスーツ(この名前ツボだった)を着て
本江になってたってわかって、
あ~そうかそうか、なんでそこに気付かなかったんだ、と妙に納得した。
でも、寛子が本江になって訛った言葉しゃべってるって想像するとなんか笑える。

なんだか話があっちこっちに飛んだ感想になってしまったが、
要は面白かった、ということで。
DVDが出たら、「寛子が本江になってる」というのを意識して見てみよう。
たぶんしっくりくるはずだ。

DVDになった時に、「My Revolution」が他の楽曲に差し替えられていないことを祈る。
・・・その前に、DVD化されないなんてことはないだろうな。



「ブタがいた教室」(2008年11月05日 水曜日 22時30分)

採点:☆☆☆☆★

「感動作」とか銘打ってある映画はどうも敬遠しがちで、
ハチャメチャなコメディとか、そうでなければ、
ホントに何も起こらないけどなんかいい、みたいな映画が好き。

なので、この映画も最初はまったく興味範囲になかったんだけど、
何で見に行ったかというと、予告編で妻夫木くんが、
「みんなで育てて食べようと思ってます」って言ってる時の笑顔が
なんだか素敵だったからだ。

そんな軽い感じで見に行った映画だったのだが、
思った以上に、いろんなことを考えさせられる映画だった。
映画として面白かったとか面白くなかったとか、そういう次元ではなくて、
なんだかとにかく頭フル回転させちゃったなぁ。

映画というと、日常にありそうでなさそうな、
ちょっと別世界、のような気がしていて、そういうところが好きなのだが、
この映画は、ドキュメンタリーを見てるような感じ。
実際あった話とはいっても、映画にしたら嘘っぽくなったりするんじゃないかな、って
見る前は思っていたんだけど、
子どもたちの感情がすごくリアルに伝わってきて、
なんだか見る方も一生懸命になって見てしまったし、
ディベートのシーンなんかでは自分も、
私だったらどうだろう、ってすごく考えてしまった。

子供たちらしい純粋な意見が飛び交っていて、
みんな素直に感情をあらわにしているし、ちょっと人を傷つけるようなことも言っちゃうし、
でもその中に、大人でもドキッとさせられるような意見も出たりして、
私もホントに、「命」というものに関して改めて考えさせられた気がした。

結末に触れるので注意。

物語のラストでは、結局、「食肉センターに送る」という結論に達したが、
見てすぐあとには、私は、やっぱり食べるという約束で育て始めた豚だから、
最後は自分たちが食べるのが責任じゃないのかな、と思っていた。
でも、それが浅はかな考えだと気づいたのは、
家に帰って普通に夕ごはんで魚とか肉とかを食べていたときだ。
所詮、やっぱり自分は傍観者でしかないんだよなぁ、と思った。
本当にああいう体験をしたからこそ、最後に辿りつく答えがある。
その答えが合っているのか、間違っているのかはわからないけど、
体験していない者がとやかく言う問題ではないのだと思った。

いちばん心に残ったセリフ。
「ブタは食べられるために生きているのか。じゃあ人は何のために生きているのか」
・・・答えられない自分が悲しい。



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