勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









湊かなえ『絶唱』(2019年09月06日 金曜日 20時00分)

結構前に読んだんだけど感想書いてなかった。
湊かなえさん『絶唱』。

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阪神大震災により人生の転機を迎えた4人の女性の物語。
物語自体は短編4編なんだけど、
それぞれがちょっとずつ繋がっていたりもして、
別の物語で出会った人が、次の物語では主人公だったり、
この物語ではこう見えていた人が、実はこんな人だったんだな、とか、
連作短編としても読める1冊。

一人の人の人生として読んで面白い部分もあるんだけど、
阪神大震災とか東日本大震災とか、
大きな出来事があっても、
自分がそういうのに巻き込まれた当事者じゃない場合、
記憶は薄れていっちゃうもんなんだなっていうのが
ちょっと怖くもあった。

この4編は、それぞれの女性がトンガに来て
いろいろと変わっていく物語でもあり、
読んでいて、トンガってどんなところなのか
行ってみたい気持ちにもなった。



湊かなえ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(2018年10月29日 月曜日 21時20分)

読んでから感想書くまでに時間空いちゃったけど、
湊かなえさん『ポイズンドーター・ホーリーマザー』。

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湊かなえさんの小説は、一人称のお話が多くて、
人から見た自分、とかについて考えることが多いけど、
この短編集は、ホントに、その人が語ってる相手の人物像はそうだけど、
実際はどうなんだろうっていうのをすごく考える話ばかりだった。
自分は、あの人はこういう人だ、あれはこういうことなんだ、って思いこんでるけど
相手からしたら全然違うってことって、実際いっぱいあると思うんだよね。
逆に相手からも、なんかこんな風に思われてるっぽいけど、
全然そんな風じゃないのになぁってのもあるし。
それをすごく感じる話ばかりだった。

1話ずつ感想書こうかと思ったけど、全部上に書いたことに集約されそうなので・・・。
相手の一言一言に傷ついて、相手を殺してしまう主人公、
でも、相手はホントに何気なく放った一言だったのかもしれないな、とか、
この人に狙われてる、って思っていたら、実はそうじゃなくて、
狙ってたのは別の人だったとか、
自分のせいでこの人が罪を犯した、と思い込んでる人が、
実は相手からは、誰それ、くらいにしか思われてなかったりとか、
まぁとにかく、人の思い込みって怖いな、って思ってしまった。

自分も気を付けないとな・・・。




湊かなえ『ユートピア』(2018年09月06日 木曜日 20時55分)

シリーズものとかを最初から読み直したい気持ちもあるのだが、
最近読みたい本が次々出て尽きない。
湊かなえさん『ユートピア』。

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なんかすごい、いかにも湊かなえさんって感じの話だった。
ある街に住む3人の女性を主体に語られる物語なんだけど、
それぞれがいい友人でありながらも、
心の中でいろんなことを考えている。

実際人ってそういうもので、自分だって、
すごい好きな友達でも、まったく不満がないかって言ったらそんなわけなくて、
心の中で何となくもやっとするようなこともあったりする。
そういうのを、湊さんはホント上手く書くなぁと思う。

昔起こった殺人事件、車いすの子供、その友達も絡んできて、
結局いろんな出来事の真相は、それぞれの心の中、
真実は誰にも分からないっていうそういうのも、
日常であったりするよなぁと思う。

読み終わった後爽快感が残るような話では決してないんだけど、
最後まで一気に読めて面白い。



湊かなえ『物語のおわり』(2018年04月04日 水曜日 21時17分)

湊かなえさんの文庫新刊『物語のおわり』。
新刊と言いながらもう発売から3ヶ月くらい経ってるけど。

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これちょっと、ネタバレになっちゃうのであんまり詳しく書けないんだけど、
すごく面白かった。
特に、最後の2話で、あぁこうなるのか、っていう。
最初短編集だと思って読み始めたので、一番初めの話が終わったときに、
え、これで終わり?とか思ってしまったんだけど、
そこから、2話以降を読み進めていくと、あぁそういうことか、となってくる。

同じ物語を手に取っても、人それぞれに、感じ方や終わらせ方が違うのも面白いし、
1冊を通して物語が繋がっていくところも面白かった。
一番共感できたのは、『湖上の花火』の主人公だな。
この人みたいに自分磨きを頑張ってるキャリアウーマンじゃないんだけど、
なんか今、仕事に関して結構行き詰ってるところがあるので、
わかるなぁと思うところがいろいろあった。

人生が変わるような大きな事じゃなくても、
このお話のように、何かがきっかけでちょっと前向きになれたり
新しい出会いがあったりっていうのはあるよな。
素敵なお話だった。



湊かなえ『豆の上で眠る』(2017年08月15日 火曜日 20時00分)

最近読みたい文庫がどんどん出てきてどれから読むか迷ってる。
湊かなえさん『豆の上で眠る』。

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主人公と、失踪した姉の物語。
現在の主人公と、姉が疾走する前の話、失踪してからの話が、
交互に語られていく物語で、
このお話も主人公の一人称で語られるので、
あ、この人はこうなのかな?とかは、ある程度予想がつくんだけど、
ラストまで読むと、なんとも言えない感じが残るね。

血のつながりとか、家族とか、そういうのもそうなんだけど、
それ以外、自分の見ているもの何もかもに対して、
ラストの1行、それって何なんだろうって、思うときあるなぁ。
自分の見てるものと、人が見てるものって、同じなんだろうか、とか。
この話で語られるそれは、
(なんか、ネタバレしないようにすると「それ」ばっかりで書きにくい)
結構ドラマとかだと、そんなのなくても家族だよ、みたいな、
感動的になりがちだけど、
この話ではそうならないのがまた面白いなと思った。

タイトルはアンデルセンの『えんどうまめの上にねたおひめさま』から
きているんだけど、
このお話の使い方もまた上手いなと思った。
お話自体は初めて知ったけど、豆の上で眠る違和感が上手く使われていて
面白かった。



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