勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









「ポテチ」&「レンタネコ」(2012年05月13日 日曜日 22時23分)

今日の映画は2つとも当たりだったな。
昨日休日出勤で疲れたし、喉が痛くて黄砂のせいかと思っていたらなんだか風邪っぽいし、
今日はでかけるのやめようかとも思ったんだけど、
今日を逃すとまた来週も休日出勤で見られない可能性があるので、
行かねば、と思って見に行ってきた。
両方とも当たりだったので、見に行って良かった。

ポテチ

採点:☆☆☆☆☆

『ポテチ』は、伊坂幸太郎さんの短編集『フィッシュストーリー』の中で、
いちばん好きな話だったので、
映画化されると知ってとても楽しみにしていた。
中村義洋監督との組み合わせだから、見る前からまず間違いないだろうという思いもあったし。

無駄に引っ張って長くもなく、かといってうわべだけなぞっているわけでもない、
68分という長さがちょうどよく、その中にギュッといろんな思いが詰まっている映画。
原作を読んだとき以上に、せつなさとあったかさがこみ上げてきて、すごく良かった。

ここからはネタバレ。

原作を読んだときは、もちろん、今村と尾崎の関係性がわからず読んでいたんだけど、
今回は原作を知っているうえで見たので、
タイトルにもなっているポテチの取り違えのシーンなどは、
見ていてそれだけですごくせつなくなってしまった。

自分の前の席で見ていたお客さんは、「(ポテチ間違えて)泣いとるし~」と笑って見ていたので、
その人はたぶん、ラストを見て、あのポテチはそういう意味だったのか!っていう驚きがある。
自分のように話を知っていると、そこでせつなくなる。
だから、この物語は、知らずに見ても、知ってて見ても、楽しめるんだよね。
(楽しめるって、わははって笑えるって意味じゃなくてね)
だからね、話を知らずに見た人は、ぜひもう1回、話を知ったうえでも見てみてほしいと思うね。

この物語の主軸になる、今村とその母親とか、それぞれの関係が、
決して多く語られているわけではないんだけど、
今村の母への思いや、若葉や黒澤の思いが、ラストにギュッと詰まっている感じがした。
今村が、外野(っていうの?ホームランのとこ)に出て行って、
「尾崎~ここだぞ~」って叫ぶところで、もうすっごくせつなくなって泣きそうになった。
そして尾崎がホームラン打ったところですごく感動した。
この物語は、これから先のことは書かれていないので、
これをきっかけに今村がふっきれてくれるのか、よけいに落ち込むのかはわからないけど、
願望としては、ここからいい方向に向かってくれたらいいな、と思う。

エンドロールで、中村親分が、尾崎の打った場外ホームランのボール(フライ)を
初めてキャッチする、というのも、
あ~なるほど、ここで繋がった、という感じがしたし、なんだか良かった。
(これって原作にもあったんだったっけ?忘れちゃった)

キャストもみんな良かった。
浜田岳くんの今村はすごく可愛かった。
できの悪い息子、という役だけど、きっと今村はお母さんにすごく愛されてるんだろうな、というのが、
岳くんの雰囲気から伝わってきて、とても良かった。
木村文乃さんは、知らない子だけどどうなんだろう、って思っていたんだけど、
すごく若葉に合っていていいキャラクターだね。
知らない子だと思っていたけど、後でパンフレット見たら『極道めし』に出てたって書いてあって、
あぁ、あの子か、と思い出した。
映画見る前は、黒澤役が大森南朋さんってちょっとイメージと違うなぁって思ってたんだけど、
見てみたら意外とはまっている気がした。
石田えりさんのお母さんも、そんなに目立って出てくるわけではないんだけど、
すごく存在感があって良かった。
あのお母さんなら、もし真実を知っても、「何言ってんの、あんたが息子でしょ~」って
さらっと受け流してくれそうな気がする。
それと、意外にも中村義洋監督・・・もとい親分・・・もとい専務、が、なかなかいいキャラクターだった。
役者もやられる人だったんだね。
空き巣なのにどんくさそうなキャラクターがいいよね。岳くんもだけど。

思いがギュッと凝縮された、大満足の映画だった。
原作もしばらく読んでないので、また読み返してみよう。

レンタネコ

採点:☆☆☆☆☆

いいね~。
荻上直子監督の作品は、どんどん洗練されていっている気がする。
前作『トイレット』が大好きだったけど、この作品もすごくいいなと思った。

主演が市川実日子さんというだけで、ちょっと自分的にポイントアップしてるかも知れないけど。
前も何かで書いたかもしれないけど、誕生日が一緒だから勝手に注目してるんだわね。
でもやっぱり、役によっては、これはないなぁと思う作品もあったり。
この映画は、市川さんの魅力をすごく引き出してる感じがするし、
ちょっとネタバレかもだけど、映画に出てくるように、
心のアナボコをちょびっと埋めてくれるような映画やね。

ここからはネタバレ。

人ってホントに、ほんのちょっとのことで、心にぽっかり穴があいてしまうもので、
だからこそ、ちょっとでも、穴を埋めてくれるものが必要。
自分は犬派だったりするんだけど、この映画を見ていたら、ちょっと、
猫をぎゅってしたくなったかも。

この物語は、実際、心の穴をふさいでくれるものではなくて、
ちょびっと埋めてくれるような物語。
だから、ゼリーの穴は埋まっても、現実は、「だから猫飼うなって言ったんだよ」とかいう
息子がいたりして、そんなもんなんだな、って思ったりもする。
でも、そのあと、台所の片隅で好きだったゼリーを食べてる息子がいる。
別に、息子が、涙を流してるわけでも、美味いっていうわけでもない。
そうなんだけど、それだけで、胸がきゅっとあったかくなったりする。
そんな小さな積み重ねが、なんとも心地よく感じた。

くすぐりのようなエピソードも楽しくて、
サヨコの本業って一体・・・とか、夢に出てくるレンタネコのランク付けとか、
お隣のおばさん(!?)とのやりとりとか、楽しかった。

でも、いちばん心にアナボコがあいているのは、サヨコなんじゃないかな、と思う。
吉沢に会ったあと、「猫にも埋められないアナボコがあるのかな」というようなセリフを
サヨコが言っていたけど、
サヨコ自身が、あれだけたくさんの猫に囲まれて、でもアナボコを埋められない存在のように、
見ていて思った。
でもだからこそ、人に猫を貸して人のアナボコを埋めることで自分を満たそうとしてるのかな、
とも思う。

ラストの中学生の男の子とのやりとりも良かった。
年下15歳まで許容範囲なら、いけるんじゃない?あの子・・・なんて。
顔覚えてないからわかんなかったけど、あれは昔の吉沢なのかな?

キャストは、冒頭にも書いたけど、市川実日子さんがすごく魅力的だった。
出番はそんな多くないけど、それぞれのお客さんたちも良かった。
レンタカー屋のお姉さんなんか、仕事中と休憩中の話し方のギャップが面白かったな。
あとは、猫ちゃんたちがどれも可愛かったね。
あれだけの猫をまとめるの大変そうだけど。

エンドロールも、可愛いイラストつきで最後まで楽しめて、
終わったあとちょっと笑顔になれた。
良かった。

余談。
ジャミラが何かわからずネットで調べてみた。
ウルトラマンの怪獣なのね。







(2012年05月15日 火曜日 01時51分)
投稿者:Go(URL)

ジャミラは有名だぞ。
小学校の時、鉄棒の懸垂で首をすくめてもがいている姿がジャミラ似だったので、それ以降あだ名がジャミラになってしまったS君。元気かな。。。





(2012年05月15日 火曜日 22時25分)
投稿者:cherry(URL)

Goさん⇒ジャミラ有名なんだ!知らんかった。
ちなみに映画では、寝てる姿がジャミラ似だったのでジャミ子というあだ名でした。



ポテチいいなぁ~(2012年05月16日 水曜日 00時02分)
投稿者:ぴーきの(URL)

野球やってるんでぜひ「ポテチ」は観にいきたいです(笑)



(2012年05月16日 水曜日 20時57分)
投稿者:cherry(URL)

ぴーきのさん⇒「ポテチ」いいですよ~。
野球やってなくてもぜひ見に行ってください^^。



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