勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









「くろねこルーシー」&「ツナグ」(2012年10月07日 日曜日 21時33分)

くろねこルーシー

採点:☆☆☆☆★

人生の中で、自分が変わるきっかけになる、というか、
変わるまではいかなくてもちょっと勇気を出すきっかけになるようなことって、
案外ちっちゃいことだったりする。
この映画はまさに、そのほんのちっちゃなことを描いた物語で、
なんか明確な、これだっていう切り替わりはないんだけど、
いつのまにかいい方に向かっていたりする。

いい方に向かうときも悪い方に向かうときも、きっかけってそんなものだから、
なんかわかるような気がする。

ここからはネタバレ。

この物語の主人公も、黒猫たちと出会ってちょっと変わるきっかけをもらったんだけど、
実際黒猫がホントにお告げをするわけでもないし、別になんにもしてないんだよね。
要は自分の気の持ちようで、占いもそうだけど、信じるとか信じないっていうより、
占いによって、じゃあこうしようかなって思うのは自分自身。
私はああいう占い師みたいなのに頼りたいと思ったことはないけど、
例えば朝のニュース番組で、今日の占いカウントダウンとか見ると、
なんとなく、あぁ、こんなこと言ってるからちょっとやってみようかなって
思ったりすることあるからね。
逆に、そんなわけあるか、って思ったり。
信じてるわけじゃないけど結構意識してるもんだと思う。

主人公は、すごくいい人や動物に恵まれたんだなぁと思う。
黒猫たちや、奥さん、ペットショップの店員さん、隣の占い師さん・・・。
主人公が変われるきっかけになったのは、黒猫たちだけじゃなくて、
そういう周りの人の支えがあってこそだよね。
映画全体に、主人公を取り巻くあったかい空気が流れていて良かったと思う。

そして個人的には、最後にニボシの頭が出てきたことがとても嬉しかった。
ちゃんときっかけになったんだなぁって。

キャストもみんな良くて、主人公の塚地武雅さんは、
いつも思うけど、すごくいいキャラクターだよね。
「間宮兄弟」や「ハンサムスーツ」でもそうだったけど、
ブサイクだけど愛されキャラというか、
なんか周りが支えてあげたくなる気持ちがわかるような気がする。

奥さん役の安めぐみさんは、
突き放しているようですごく主人公を大事に思ってくれてる人で、
あったかい雰囲気が、安さんからにじみ出ていてすごく良かった。

ペットショップ店員役の大政絢ちゃんも、
すごくやさしく動物好きな店員さんなんだろうなっていう雰囲気が出てて、
とても良かったと思う。

そしてなんといっても、ルーとシーがじゃれあう姿がすごく可愛かったなぁ。
私は犬を飼っているし犬派なんだけど、猫の映画見ると猫可愛いなぁと思う。
動物はやっぱり癒される。

ほのぼのとあったかくて良かった。
ドラマもやっていたみたいなので、ちょっと見てみたいなぁ。
最近そういうの多いなぁ。あとからドラマやってたことを知るパターン。
でもこの映画は、ドラマ見てなくても楽しめたから良かった。

ツナグ

採点:☆☆☆☆★

3つの「ツナグ」エピソードと、主人公自身のエピソードからできているけど、
そのどれもでじわっときてしまった。
ラストは結構泣けた。こらえてたけど。

ここからはネタバレ。

それぞれのエピソードは、どれもが幸せな結末というわけではなく、
「ツナグ」によってもたらされる新たな事実があったり、
死者に再会してもやっぱり言えないこともあったり、
逆に、死者になっても伝えられない思いもある。
会って後悔することだってあるし、死んでもなお絶望するようなこともある。
でもそれでも、生きている人間は生きていかなければならない。
そして、死んだ人間はその思いを抱えたまま成仏しなければならない。
それぞれのエピソードに、あたたかさもあり、やりきれない気持ちもあり、
それがせつなかった。

特に、親友だった2人のエピソードは、私も共感できる部分があったからかもしれないけど、
すごくせつなかったなぁ。
伝言を伝えられたときの橋本愛ちゃんの演技がホントにものすごく迫真の演技で、
胸が苦しくなるような思いで見ていた。
ラストで「桜の園」を演じる愛ちゃんもすごくて、そこで一気にぐっと来た。

ちょっと惜しいなと思ったのは、親友のエピソードのところだけ、
心情をナレーションで伝える部分が多くあったんだよね。
そこは、言葉じゃなくて、行動とかで示してほしかったなという気がする。

「ツナグ」ということの存在意義ってなんなんだろうな、って、
終わった後考えていた。
私は、亡くなった人はすぐ生まれ変わると思っているので、
いつまでも天国で見守っているとか、そういうのってなんか違うような気がしてて、
でもこの映画の中で、死者をおばあちゃんが呼んだ時に主人公が言っていた、
「魂を呼んでいるというより、人の想いとか記憶を集めて形にしてるような感じ」
というような言葉が、すごくしっくりきた。

「ツナグ」というのは、死者を呼び寄せているのではなくて、
その人に会いたいと思ってる人が作り出した幻なのかもしれない。
死者を呼び寄せたいと思っている人は、その人に対して伝えたい思いや、
伝えてほしい思いがあるわけで、
その思いを投影したのが「ツナグ」で出てきた死者たちなのではないかと。

だから、もしかしたら、本当は、
奈津は親友が自分に殺意を持っていたことなど知らずに死んだのだけど、
嵐が奈津は知っていたのかも、という思いを持っているから、
あぁいう結末になったのかもしれないし、
土谷はキラリに本当に騙されてたのかもしれないけど、
そうじゃないという思いがあるから、ああいうキラリになって現れたのかもしれない、
と思った。

そう思うと、「ツナグ」ということは、
生きているもののただの自己満足でしかないのかもしれない。
でも、それによって前を向いて歩いていける人がいることも確かで、
だから、「ツナグ」は存在しているのかもしれない。

自分も、二度と会えなくなってしまった大切な人はたくさんいて、
誰かに会えるとしたら誰に会いたいんだろう、って考えたけど、
でもやっぱり、誰にも会わないと思う。
自分が生きていく糧にするために、大切な人を呼び出すこともなんか違う気がするし、
やっぱり自己満足で終わっちゃいそうな気がするから。
それに、伝えられなかったことに対する後悔は、
その人の思い出とともにずっと心に持ち続けておかないといけないような気がする。

なんかいっぱい書きすぎて映画の感想なのかよくわからんくなったけど、
キャストの感想を書くと、キャストはみんな良かったと思う。
八千草薫さんには癒されたし、
遠藤憲一さんの、母に再会した時の子供のような表情も良かったし、
佐藤隆太さんと桐谷美玲ちゃんは、悲しいけど可愛い2人だったし。
主人公の松坂桃李くんは、受け身の演技だけどすごく表情からいろんな想いが出ていたし、
樹木希林さんはもう、いるだけで素敵。
一番印象に残ったのは、上にも書いたけど橋本愛ちゃんの迫真の演技だった。
大野いとさんは、これ書くの3回目だけど、どうも演技の下手さが好きになれなくて、
主人公役のオーディションで愛ちゃんの方が負けるなんてありえないと思って見てたけど、
でも失礼ながら、大野さんのあの演技だから愛ちゃんの演技が引き立ってるような気もする。
あ、でも、今回思ったのは、大野いとさんは、しゃべらなければいい演技もできると思う。
「伝言を聞いて」と言うときの表情などは、すごくいいと思ったし。

まぁとにかく、いろんなことを考えることができた映画だったし、
泣けたので、良かったと思う。
何回も見られる類の映画ではないけど、心にとどめて、
生きている者はこれからも生きていかなくては、と思う。







ツナグ☆(2012年10月07日 日曜日 22時23分)
投稿者:みわこ(URL)

今晩は~☆

おおっ!
やっぱり、『ツナグ』を観に行かれたんですね。
私はもう少し先に行きたいと思っています。
それで、我慢しきれず、原作を読んでしまいました。

結果・・・・・☆

この映画は観たいと思います!
私は死んでしばらくは、その人はこの世に
とどまってると思うから、よけいにかな。
前にそんな存在を感じていたこともあったし。。

ま、それはとにかく。。。。
松坂桃李くんの予告編での演技もずっと
気になっているので。

あ、でも、まだSくんのファンですから~(笑)





(2012年10月08日 月曜日 11時18分)
投稿者:cherry(URL)

みわこさん⇒見に行ってきましたよ~。
予告からずっと気になってました。
なかなかいろいろと考えさせられる映画で良かったです。
松坂くんは初めて見たような気がするけど、良かったですよ~。



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