勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









「くちづけ」&「俺俺」(2013年05月26日 日曜日 21時00分)

今日見に行った映画はタイプの違う2作だけどどっちも良かった。

くちづけ

採点:☆☆☆☆★

知的障害者の女性、マコが亡くなっているのが発見された。
なぜ彼女は亡くなってしまったのか、という、物語の根底が最初にありながらも、
随所に笑いがちりばめられた暖かい雰囲気のある映画。

ここからはネタバレ。

物語の前半は、グループホームでの出来事が中心になっていて、
個性的な知的障害の人たちと、愛情あふれる周りの人たちの、
時に悲しくも暖かく楽しい雰囲気がとても良かった。
知的障害者という枠組みの中に入れられてしまうけれど、
ほんのちょっと、当たり前のことができなかったり、
うまく伝えられないことがあったり、それって障害者じゃなくても同じこと。
障害者とか健常者とか、分け隔てなく接している登場人物たちを見ていると、
偏見を持つことの方がおかしいように思えてくる。
とにかく、見ていてみんなとても愛らしいんだよね。
特に、物語の主体となるマコちゃんとうーやんは、
なんだかこっちの方がうらやましくなるほど。

物語の後半は、マコが施設に行ってから、亡くなるまでが描かれ、
ここからはトーンも変わって重苦しくなっていくけれど、
ちょっと、最後の決断に至るまでの過程が弱いような気がした。
それまで結構長回しのシーンが多かったのが、
そのあたりから短い時の移り変わりに変わっていって、
マコが自立するために施設に入れたけど、
結局自分がいなきゃダメなんだ、という結論に
いっぽんが至る理由がイマイチ伝わってこなかった気がした。
もっと、そこまでの葛藤が丁寧に描かれていれば良かったかな、と。
とはいえ、あのシーンの360度から2人を撮る映像はすごいな、と思ったけど。
それに、なんやかんや言って泣けたし・・・。

キャストはみんな良くて、貫地谷しほりさん、宅間孝行さんは、
上にも書いたけどすごく愛らしかった。
竹中直人さんは、ちょっとふざけた感じの役をやってるときは
実はあんまり好きじゃないんだけど、今回はすごく良かった。
橋本愛ちゃんも存在感あったなぁ。

ちょっと後半弱かったけど、でも泣ける。
見て損はしない、とは思う。
個人的には後半より前半の方が好き。
そんな感じの映画。

俺俺

採点:☆☆☆☆★

なんか最近立て続けにジャニーズが出てる映画を見てる気がするんだけど、
別にジャニーズ目当てで行ったわけではなくて、
亀梨くん目当てで行ったわけでもなくて、
(あ、でも、『妖怪人間ベム』見てから亀梨くんちょっと好き)
単純におもしろそうだったし、
三木聡監督の『インスタント沼』以来6年ぶり(だよね?)の映画ということで、
『インスタント沼』に星5つつけた私としてはこりゃ見に行かなってことで、
(ってかyahoo!映画の『インスタント沼』のレビュー役立ち度順で見ると
私いちばん上にいるんだけどいいんか)
見に行ってきた。

いや~、私こういうの好きですわ。
またヒットですわ、三木監督。
でもちょっと今回は控えめに星4つにしとく・・・。

ここからはネタバレ。

オレオレ詐欺をしたら『俺』がいっぱい出てきたっていう、
単純に言うとそんだけの話なんだけど、
他人と関わるのはめんどくさいから『俺』だけいればいいかっていうとそうでもなくて、
やっぱり『俺』は1人でいい、と、今度は削除合戦が始まる。
突拍子もない、『世にも奇妙な物語』みたいな話だけど、
でもすごく、現代的でもある気がする。
なんか現代って、他人と関わるのが煩わしくなるようなこと多いし、
自分と同じ考えの『俺』ばっかりいたら楽かも、なんて考えも、わからなくもない。
(でも自分がいっぱいいたら気持ち悪いけどな・・・)
それに、なんかこう、自分って必要なのかな、って思うようなことも多いよね。
別に自分じゃなくてもいいやん、みたいな。
あの人が『俺』でも一緒やんか、だったらみんな『俺』やんか。
そういう感覚はわかる気がする。
でも最終的に、主人公は気づくんだろうね。
他人がいるからこそ、自分がいるのであって、
やっぱり『俺』は『俺』じゃなきゃダメなんだ、と。

まぁ、そんな深いメッセージが込められてるのかどうかは知らんが、
とにかく面白かった。
特に、均・大樹・ナオの3人が集まってるシーンはすごい面白いね。
マヨネーズ回しあうところとかどうやって撮ってるのかめっちゃ気になる。
DVD出たら特典映像のメイキングで見られるかな。
『俺』じゃなかったはずの人たちが、どんどん『俺』になっていくのも面白い。

最終的に、主人公は1人残って、初めに戻るわけだけど、
でも最後に残った『俺』も、
ホントに最初にいた『俺』だったのか怪しい感じもするよね。
ちょっと不思議な感覚のまま終わるところも良かった。

あ、あと、エンドロールも好きだな~。
最初に、『永野均 亀梨和也』って出てきて、
これ、スタッフロールが全部『亀梨和也』だったら面白いのになぁ、
って思って見てたら、さすがにそこは外さんかったね。
まぁ、お約束なんだけど、面白い。
『俺』の写真が集まって1人の『俺』の写真になって、
そしてまたそこから写真が集まって・・・っていうエンドレスな映像も面白かった。

キャストも、三木組常連さんから初めてな人まで、みんな良かったけど、
やっぱり今回は亀梨くんが目立ってたなぁ。
33人も『俺』がおればそりゃ目立つわ、とも言えるけど。
いろんなキャラクターを演じ分けていて、
亀梨くんって結構いろいろできるんだ、と思った。
ベムくらいしか見たことがないもんで・・・。
個人的には、メイン3人の中ではナオのキャラクターが好きだったのと、
『巨乳の俺』の女装がなんか可愛かったのと、
『警官の俺』がこっちに向かって走ってくるときの
獲物を見つけた嬉しそうな顔がなんかツボだった。
あと、『インスタント沼』に引き続き不思議キャラの加瀬亮さんも好きだな~。

今回、三木監督の映画によくある
『ユルさ』と『小ネタ』があんまりなかった気がする。
初めて三木監督の映画を見る亀梨ファンのみなさんに配慮したのか、
それともそろそろ真面目に映画を撮ることにしたのか、
どういうわけかは知らんけど、でもこの雰囲気もすごい好き。

あ~、なんかまたベタ褒めな感想書いちゃったよ、いいんか私・・・。







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