勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









『僕だけがいない街』(2016年03月19日 土曜日 18時34分)

採点:☆☆☆☆★

設定も面白いし話も面白いと思うんだけど、
なんだろう、なんかもうちょっと何かっていう気がした。
ミステリー部分がわかりやすすぎたせいか、
登場人物の背景が見えにくかったせいか。

ここからはネタバレ。

まずひとつ思うのは、ミステリーとしては、誘拐殺人犯の正体わかりやすすぎだよね。
キャスティングのせいもあるかも知れないなぁ。
もっと、ぜったい犯人っぽくない人だったらびっくりしたかもだけど、
及川光博さんの時点で怪しいんだもん・・・。
途中、2006年のところで顔は見えないけど「先生」と呼ばれる人が出てきた時点で
もうこれは確定だな、って思ってしまったので、
むしろこの人と思わせといてぜんぜん違った、っていう方が良かったかも。
あのピザ屋の店長も、ミスリードさせるためなのかわからんけど
結局なんだったのかよくわからんし。
火事場にいたのは、単に愛梨のストーカーだったってことでいいのかな?

ミステリーとして見ると微妙だったけど、
1988年の悟と加代とのやりとりだったり、賢也とのやりとりだったり、
お母さんとのやりとりだったり、
2006年の悟と愛梨のやりとりだったり、
そういう人と人とのつながりというか、人間ドラマ的なところは、面白かった。

ただ、せっかくリバイバルという面白い現象を入れているのに、
イマイチ入り込みづらい感じもした。
主人公が、今までどういう風に生きてきて、
リバイバルによってどういう風に変わったのかがわかりにくい。
1988年の悟は、2006年の悟がリバイバルした者でしかないから、
実際に1988年の頃の悟はどうだったのかがわからなく、
「お前変わったな」とか賢也が言ってても、元がどうだったかっていうのは、
白鳥との思い出のほんのわずかな部分でしかわからないし、
悟がどれだけ白鳥を慕っていたかっていうのもわかりにくいかな。
ラストの、先生との対峙のシーンも、
あの先生がどうして、っていう想いを悟はすごく持っていたけど、
それってリバイバルで悟が見た先生であって、
小学生当時の悟が見ていた先生ってどんなだったのかわからんよね。
だからちょっと入り込みにくかったかな。

最大の謎は、リバイバルで川に落とされたあと、2006年に目覚めるまでの間、
悟がどういう人生を送ってきたのか、悟自身にもわからないということ。
未来が変わってマンガがヒットしてる世の中になっているけど、
そのマンガって悟の記憶になく描かれたものってことだよね?
それを読んで愛梨が勇気をもらっていると言っていたけど、
なんかそれが、悟に勇気をもらっている、に繋がらない気がする。

いろいろ書いたけど、キャストはとても良かった。
藤原竜也くんや有村架純ちゃんが、というよりは、
どっちかというと子供たちの方が主役だと思うんだけど、
中川翼くんすごい上手だったなぁ。
演技経験がほとんどなかったとのことなんだけど、
藤原くんが中に入ってるという設定に違和感がなかった。
鈴木梨央ちゃんも良かったなぁ。

ということで、面白いけど自分的には何かすっきりしない作品だった。







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