勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









伊坂幸太郎『首折り男のための協奏曲』(2017年01月27日 金曜日 21時39分)

冬休みを挟んで読んだのでちょっと途中で忘れかけてたのと、
どこがどう繋がっていたのか気になって2回目読んでたら感想遅くなった。
伊坂幸太郎さんの短編集『首折り男のための協奏曲』。

首折り男のための協奏曲 (新潮文庫)

新品価格
¥724から
(2017/1/27 21:20時点)



伊坂さんの作品は、何かがどこかで繋がっていたり、
ラストにそうだったのか!ってなる話が多いから、
すぐ読み返したくなるね。

この本は、短編集なんだけど、
まとめるにあたって加筆修正して繋がりを持たせたのだそうで。
伊坂さんは単行本とか文庫本になるときに加筆修正するっていうのは
結構いろんなところに書いてあるので知っていたけど
(といいつつ文庫本しか読んだことないけど・・・)
もともと関係のなかった短編を連作短編のようにするというのはまた
面白いなと思った。
結構、実験的だなって思う作品もあって、面白かった。

ちょっとずつ感想。

首折り男の周辺

老夫婦と、長身の男と、いじめられている少年の話が順に進んでいって、
それが繋がっていく物語。
人の首を折って殺害するという怖い男の人が出てくる話だけど、
その人のおかげでなんかみんなが勇気をもらっている感じが面白い。
首折り男が最後に聴いてたのはあの音楽なんだろうな、というのが
最後まで本を読むとわかる。

濡れ衣の話

人を殺してしまった男と、「刑事」と名乗る男の話。
これを読むと、時空のねじれっていうのがあったならば
この2人の人生はどう変わっていくんだろう、って思うけど、
この結末は『首折り男の周辺』で彼が言っている通りなんだろうね。

僕の舟

久々に黒澤さん見た気がする。
この話は、そんなうまい話があるもんかよ~とは思うんだけど、
こうあってほしいなと思うことがそうなってるっていうのが、
なんか運命的で素敵だなと思った。

人間らしく

この考え方は面白いなと思った。
神も仏もいないなんてことはなくて、いるんだけど、
神様も常時自分ばっかりを見てるわけじゃなくて、
普段はほかのことしてて、気づいた時にはなんかしてくれる。
そういうもんなのかもしれないね。

月曜日から逃げろ

これ面白くて3回読んでしまった。
最初は、黒澤さんがどんどん追い詰められていく感じで、
え~、黒澤さんってこんなダメな人だったっけとか思いながら
読んでたんだけど、
途中でそういうことか、って気づく。
気づいたらその仕掛けに沿ってもう1回読んでみると
なるほどってなる。
若葉ちゃんや中村親分も登場。

相談役の話

怪談話で、伊坂さんってこんなんも書くんだ、とか思いながら
読んでいたんだけど、
ラストの作家さんの「本当に怖いのは」のオチで、
なるほどこれは伊坂作品だ、と思った。

合コンの話

いろいろなプロットを詰め込んだような構成が面白い。
最初にあらすじだけ読むと確かにそうなんだけど、
肉付けされていくとこうなるのか、と思ったり。
佐藤亘の正体にはびっくりしたなぁ。







古い記事もコメント大歓迎。














管理者にだけ表示を許可する



ホーム


カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
カテゴリー

最新コメント