勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









『恋妻家宮本』&『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(2017年01月28日 土曜日 17時53分)

恋妻家宮本

採点:☆☆☆☆★

遊川和彦さんが初監督ということで、
結構楽しみにしていた作品。
奇をてらっているわけではないけど笑えるシーンもあったり、
ちょっとじーんとくるシーンもあったりで、
いい気分になれたところで、エンドロールでぐわっと持ちあげてくれる作品で
面白かった。

ここからはネタバレ。

結婚もしてないし熟年でもないので、この2人に対して共感できるかというと
ちょっと違うんだけど、
(自分の立場とか年齢的にいちばん共感できるのは
相武紗季さんが演じた門倉さんかな)
自分の周りのこのくらいの夫婦でこういう
大人になってからもお互いに恋してるような人たちがいないので
(もちろん、いるけど知らないだけなのかもしれないけど)
すごい可愛い2人だなと思った。
まぁ、阿部寛さんと天海祐希さんだからだろと言われたらきっとそうなので、
その辺のおじちゃんおばちゃんが同じようなことしててもあれかもだけど。

恋愛に限らず、人ってちょっとしたことですれ違ってしまうもので、
夫が料理教室に通い始めたことから、
離婚して一人暮らしするつもりじゃないかと勘ぐってしまったり、
それがもとで離婚届を用意したせいで
夫は妻が離婚したがっているんじゃないかと勘ぐってしまったり、
本当はお互い大切に思っているのに、
全然違う方へ話が進んでいってしまうことってあるよね。
やっぱり、思っているだけじゃ気持ちは伝わらないよな、っていうのを感じる。
ちゃんと話をしたり、行動したりするのが大切。
難しいけど。

この映画の中では、「正しさより優しさ」だと宮本は言っているけど、
正しさと優しさは、対極にあるものでもなくて、
どちらかというと同等のものというか、
どちらも必要なものなのかな、という気がした。
この映画みたいに、正しさだけでもいけないし、かといって、
優しければいいってもんでもないような気がして、
だから、バランスが必要なのかなと思った。
だから「正」か「優一」かで迷ってどっちにも決められない。
おばあちゃんも、正しいことを言っていて、でもそこに優しさが加わったから、
結果上手くいったのだと思う。
そういう、ちょっとした優しさが随所に見えて、いいシーンもいろいろあった。

演出も良かったと思うけど、ちょっと自分的に惜しいなと思ったのは、
前もなんかで書いたかもしれないけど、
モノローグで心情を語るのがあんまり好きじゃないんだよね。
特に、妻に会いに福島に行くときに料理をしてて、
「今何をすべきかわかった」みたいなことを言うシーンがあったけど、
ああいうシーンはむしろ行動だけで伝えてほしいなと思った。

キャストはみんな良かった。
それぞれがいい味出していたので、挙げていくとみんなになっちゃうんだけど、
みんな良かった。
特にお気に入りだと誰だろう。
浦上晟周くんはこの映画に限らずだけど、なんかいいよね。
あと、菅野美穂ちゃんがちょっといつもと違う雰囲気で素敵だったし、
(旦那が出てきた瞬間に佐藤二朗さんかよ!って思ったけど、なんか似合ってる)
富司純子さんは安定の素敵さだった。

そしてエンドロール!
こういうエンドロールすごい好きだな~。
絶対みんな最後まで席立たないしさ。
(スタッフロールは全然目に入ってこないけどね)
エンドロールで気持ちがまた2段階くらい上がった。

今年入ってまだ映画鑑賞2作目だけど、
とりあえず今年も面白い映画に出会えて良かった。

破門 ふたりのヤクビョーガミ

採点:☆☆★★★

この映画の前に観た『恋妻家宮本』が面白かったからよけいかなって気がするけど、
すごくイマイチだった・・・。

まず、これはただの勘違いなんだけど、
なぜか私、この話刑事モノだと思ってたんだよね。
この映画がやるって知ったときに勘違いしたまま、
番宣とか予告編も見ることがなかったので、ずっとそうだと思っていた。
なので、映画始まって、あれ?やくざ?ってなったという・・・。

そして、笑えるコメディだと思っていた。
だからなんか面白そうと思って観に行ったのに、
なんかぜんぜん笑えるところがなかった。
いや、作品自体はコメディなんだろうと思うんだけど、面白くなかった。

ここからはネタバレ。

やくざと胡散臭い建設コンサルタントのバディもの、みたいな話だけど、
話の展開にもなんにも新しさがないというか、
すごいありきたりな感じで、
これっていったいどこで楽しめばいいんだろう、と思いながら観ていた。
最初に映画プロデューサーに出資とかいう話の時点でかなり怪しいし、
あんたたち、何回あの人に騙されて逃げられてるのよ、って感じやし。
自分のことしか考えてないと思われた桑原が、
二宮を逃がすために戦って、
そして二宮も、桑原を助けに行って、お互いに実はお互いが必要だった、
ということがクライマックスの言いたいことなんだろうとは思うんだけど、
それがぜんぜん伝わってこないし。

特に内容についてこれ以上書きたいこともないので、
キャストについて。
佐々木蔵之介さんは好きなんだけど、この役はなぁ。
作品に魅力がないからか、あんまり魅力的ではなかった。
横山裕くんはあんまり演技を観たことがないのであれだけど、
たぶん毎回こんな感じなんだろうな、と思いながら観ていた。
北川景子ちゃんの関西弁が可愛かったけど、
あの役、景子ちゃんである必要があったのかなっていうくらい、
何もない役だったね。
二宮と何か進展があるわけでもなく。
なんか、もったいない役だった。

う~ん、なんか、いいところがぜんぜん出てこないので、
このくらいで。







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