勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









映画『彼女がその名を知らない鳥たち』&『氷菓』(2017年11月03日 金曜日 20時42分)

彼女がその名を知らない鳥たち

採点:☆☆☆☆★

先週観に行けなかったけど、楽しみにしてた映画。
レートがR15だったので、グロいやつだったらどうしようと思ったんだけど、
これはどっちかっていうとエロい方の年齢制限なのかな?
個人的には、レートなくていいような気がしたんだけど、基準がよくわからん。
まぁなんにせよ、グロいのダメな私でも大丈夫なやつだった。

内容も、結構衝撃的だったし、この結末が良しとも思わないけど、
でもなんか、良い映画を観たなというか、
良い映画っていうのもなんか違うのかもだけど、なんていうんだろう、
観て良かったかな。
結構ハードなので何回も観たいとは思わないけど、良かった。

ここからはネタバレ。

主人公の十和子は、陣治と暮らしながらも、
別れた男・黒崎のことを忘れられずにいたりとか、
クレームきっかけで出会った軽薄な男・水島に惹かれたりとか、
そういうところは、なんかこういう女の人って実際いるんだろうなと思いながらも、
やっぱり共感できないよな、と思う。
歩いてたところに通りかかって車乗せてくれるような男とか、
クレーム対処しに来ていきなりキスしてくる男とか、まず近づかないもんなぁ。

陣治も最初の方は、すごい不潔だし、
ホントになんで十和子はこんな人と一緒にいるんだろう、って思った。
脚本の力か演技の力か演出の力か、
途中、狂気を見せるところとか、血の付いた服を洗ってるところとかで、
陣治が黒崎を殺したんだろうな、水島はどうなっちゃうんだろうな、って
思わせるところはさすがだなと思った。
すっかりミスリードされていたので、
真犯人が十和子だったところで心底驚いた。
そして、そこからの究極の愛の形がすごかったな。
陣治は十和子に近づいてくる男たちを監視してたわけじゃなくて、
十和子をずっと見守ってきたんだなってわかったし、
殺人を隠すことが正しいとは思わないしもちろん殺人が正しいとも思わないけど、
陣治が十和子のいちばんの理解者というか、
唯一、十和子を愛してくれた人だったんだな。

そして自分のしたことを思い出した十和子に一生罪を背負わせることもまた
究極の愛なのか。
自分は死んで生まれ変わって十和子の子供になる、っていうのも究極の愛なのか。
理解はできないんだけど、なんか、陣治が選んだその答えがまた衝撃的だった。
ここから十和子はいったいどうしていくんだろうなぁ。
生きていけるのかなぁ。
先がはっきりしないラストも好きだな。

映画の雰囲気というか、演出としても、
すべてがすごい丁寧な感じだったし、
十和子の現在と、思い出が交差するところなんかも、
なんかうまく切り替わっていて面白かった。
十和子が黒崎に電話をかけて、返ってきたらそれはもう過去の出来事だったりとか、
そういう行ったり来たりが良かった。

キャストもすごく良かった。
蒼井優ちゃん、『ミックス。』で絶賛したばかりだけども、
これまた全く違う役で、すごい良かった。
なんていうか、ダメな女の人を上手く演じていて、
すごい不細工に見えるときもあれば、綺麗に見えるときもあれば、
はかない危うさも出ていてすごく良かった。
阿部サダヲさんもすごい良かったなぁ。
途中まですごい汚らしいし近づきたくないと思ったし、
途中からは怖いなぁと思ったし、最後にはなんか愛おしくなったし、
すごいなんか、ストレートに伝わってくるものがあるというか。
松坂桃李くんは、普通に見てたんだけど、
最後に「痛い」って言いながら逃げてくところがなんか好きだった。
あんまりかっこ悪く終わる役を見たことがなかったからかも。
竹野内豊さんもあんまり悪い役見たことなかったから新鮮だったかも。

なんかあんまり、おすすめするような映画でもないかもだけど、
1回観て損はないと思う。

氷菓

採点:☆☆★★★

山﨑賢人くんの演技にあまり魅力を感じなくて、
観に行くつもりはなかったんだけど、
他に観たいと思っていた映画が時間が合わなかったので、観てきた。
学園ものラブコメ的なものはあんまり好きじゃないんだけど、
推理ものだったので、面白いかなと思って観たんだけど、
なんていうか、全体的に平べったかった。
平べったいって変な表現だけど、観ててずっと、平べったいなぁと思っていた。

ここからはネタバレ。

なんだろうなぁ、平べったいって思ったのは、
主人公の性格がああだからってのもあると思うんだけど、
ずっと平坦なしゃべり方で、謎を解いてもおぉ!ってならないってのがまずあるかな。
なんか、盛り上がりに欠けたんだよね。
それに加えて、カメラの動きとかも、
なんか場面を切り取ってるだけって感じがしたり、
あんまり盛り上がる音楽もなかったような気がするし、
あぁ、あと、主人公のモノローグが多かったから、
それこそ映画を観てるっていうより小説を読んでるような感じで、
途中で、これ映画で観なくても小説読んだ方が面白いんじゃない?って
思ってしまったんだよね。

推理ものとしても、もっと、いろんなヒントをもとに、
こうじゃないかな?って自分なりに推理して、
答えが出て、なるほど!って思うものを期待していたんだけど、
まず文集の第2号の最初の文章書いたのが『養子』さんだった時点で、
これあの先生に聞けばぜんぶわかる系じゃない?ってわかるし、
結局のところあの先生に真相聞いて終わっちゃったし、
『アイスクリーム』⇒『I scream』っていうのも、別に目新しくないしなぁ。
関谷純が無実の罪で学校を追われるっていうのも、
その時代そういうのがホントにあり得ることだったのかもしれないけど、
現代の私たちから見ると、え、それで何も言わずに学校やめるか?って思っちゃうから、
なんか、叔父さんそれを30年も引きずり続けてたの?っていう気がしちゃう。
あと、まぁ、一番よくわからんかったのは、古典部って結局何する部なの?

まぁそんなこんなで、最後まで盛り上がらずに終わってしまったこともあり、
キャストもなんだか微妙だった。
山﨑賢人くんやっぱりあんまり上手くなかったなぁ。
特に、こういう、あんまり感情を表に出さない役って、合ってないような気がする。
広瀬アリスちゃんも、撮り方とか演出が悪いのかもしれないけど、
アリスちゃんの良さが全然出てなかった気がする。
小島藤子ちゃんと岡山天音くんも、なんかキャラクターが微妙っていうか・・・。
なにより4人とも、高校1年生役に無理がある気がしたけど。
唯一本郷奏多くんが存在感あった。
学生運動のトップにいるという推理の中での演技と、
実際の関谷純とのギャップとか、あと、叫ぶところとか。

なんか、観に行くつもりじゃなかったものを観に行って
意外と面白かったらいいんだけど、
面白くないとどうにも不完全燃焼になるね・・・。







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