勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









映画『日日是好日』(2018年10月07日 日曜日 15時21分)

採点:☆☆☆★★

元々、多部未華子ちゃんが出るので観たいなと思っていた映画だったんだけど、
樹木希林さんが亡くなって、最期の出演作となったことで、
一気に知名度が上がった気がする。
そのおかげ、と言ったらなんだけど、先行上映で観られることになったのは良かった。

たぶん淡々としたお茶の話なんだろうなとは思っていたけど、
思っていた以上に、時がどんどん進んでいって、
ひとつひとつはゆったりした話なのになんだか忙しないような感じもしたんだけど、
なんというか、静かな心地良い時間を過ごせる映画だった。
若干、夢の中に行きそうになったけど。

ここからはネタバレ。

内容的には、前半は主人公たちと同じように、
お茶って何なのかわかってない状態から、
こんな風にやるんだとか学ぶような時間で、
後半は、主人公の人生とお茶との関わりを描いているようだったんだけど、
自分的には、前半のお茶ってどんなもんなのか、っていうところが面白かった。

いろんな作法が細かくあるけど、それにどういう意味があるのか
先生もわかってなくて、とにかく形から入る。
なんとなくできるようになってきた頃に今度は冬のお茶になっちゃって
所作がまた変わって1からやり直しになるけど、
それをずっと続けているうちに体が覚えてくる。

普段の生活の中で、何事をやるにもまずいろいろ考えちゃって、
できないできないってなることも多いけど、
そういえば、やってるうちに慣れてきて自然とできるようになっていたものもある。
歳をとるにつれ考えちゃうことの方が多くなってくるような気がするから、
こういう、何も考えずにやって、そのうち心が付いてくるということは、
大事なことなのかもしれないな、と思った。

主人公はなんとなく自分と似ているところもあって、
だから、今、特に何もせず毎日何となく仕事してる自分に、
何やってんだろうな私、とか思いながら観ていた。
だからって、よし、これからはこうしよう、って思わないまま
またいつのまにか何となくの日々になっているのが私なのだが。
でもそれなりに楽しいこともあるし、新しい世界に踏み込んでいくのも苦手だし、
どうしたもんかな、とか、思いがけずいろいろ考えてしまう映画でもあった。

キャストは、黒木華ちゃんや多部未華子ちゃんの、
一昔前の可愛らしさというか、平成なんだけどちょっと昭和な感じが良かったし、
樹木希林さんは、どんな役をやっても希林さんの生き様を感じるというか、
実際の人生はもっと破天荒なんだろうけど
こんな静かな感じもすごく合っているし、すごくやわらかい感じがした。
そんなわけないんだけど心のどこかで希林さんは不死身だと思っていたので、
本当に亡くなったのかなという気がしてしまった。
少なくとも映画の中では生き生きしていた。

ということで、この映画に出てくるお茶やフェリーニのように、
観た後、じゃあその先は何っていうものはないんだけど、
いい時間を過ごせたような気はしている。







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