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伊坂幸太郎「重力ピエロ」(2008年10月20日 月曜日 20時00分) Yonda?エコバッグが欲しくて、何か面白い本はないものか、と探していた時に、 今年の本屋大賞受賞者の作品、ということで紹介されていたので、 思わず買ってしまった本、伊坂幸太郎さんの「重力ピエロ」。 本屋大賞といえば、このブログでも度々紹介している、 恩田陸さんや佐藤多佳子さんも受賞されている賞だから、 なんだか面白そうだなぁ、と思い、読むことにした。 伊坂幸太郎さんという人は知らないと思ってたけど、 調べてみれば、一昨年見に行った映画「陽気なギャングが地球を回す」とか、 (これはたぶん原作はいいんだろうけど映画が完全に失敗だったと思う) この間レンタルで見て絶賛した「アヒルと鴨のコインロッカー」とか、 見てないけど「死神の精度」とか、結構映画化されてる人だった。 ![]() ![]() この「重力ピエロ」なんだけど、 本を開いてまず、目次にあるサブタイトルの量に驚く。 星新一さんのショートショート並みに多い。 つまりは、ひとつの章がすごく 短いということなんだけど、 これがすごくね、ずるいというか、巧みというか、 読み始めると、あ~もうちょっと読めそう、 次の章までいけそう、って思って、 どんどん読んじゃうのね。 最後までかなり一気に読んだ感がある。 大体私がよく読むような本だと、 1章がちょうど電車の片道分くらいなので、 次もちょっと読み進めたいなと思っても、 キリのいいところでやめちゃうことが多い。 でも、これは、先へ先へ読めちゃう。 そんなわけで、買った当初は、 ちょっと他の文庫本よりぶ厚そう、とか思ってたんだけど、 かなり早く読めた。 肝心の内容はというと(ちょっとネタばれ入っちゃったらゴメンナサイ)、 まず読み終えて最初に思ったのは、 あ、「アヒルと鴨のコインロッカー」書いた人だわ、と。 登場人物の考え方とかがね、「アヒル・・・」に似てて、 こういう系の物語を書く人なんだろうなぁ、と思った。 なんていうか、善と悪、何を善とし、何を悪とするか、とかを、 改めて考えさせられる感じだった。 話自体は、放火の法則だとか、登場人物たちの行動の意味とかは、 わりと早い段階でわかりやすく、きっとこうなんだろうなぁ、って思ってると、 そうだったりする。 でも、読んでてもわからなかった深いところの真相を知ると、 あぁ、なるほどなぁ、って感心するところも多くあった。 実際、今回の犯人の行動っていうのはすごくシンプルな想いで動いていて、 読み終えるとなんてことはないんだけど、 それをすごく巧みに描いているなぁ、と思った。 最初の方に出てきた何気ない言葉が、最後の方で違う形で意味を持ってくるとか、 そういう伏線みたいなものは、面白いなぁと思った。 その最たるものは、冒頭の一文と最後の一文だと思う。 おぉ、なかなかやるなぁ、と、偉そうに思ってみたりした。 結構好きな感じの話だったので、この人の他の作品も読んでみたいなぁと思うけど、 まだ他にも読む本がいっぱいあるので、そのあとでまた読んだら感想を書く予定。 この「重力ピエロ」も、調べてみたら来年映画化されるみたいなので、 見に行きたいと思うけど、 かっこいい春くんを誰がやるのかと思って見てみたら、 岡田将生さんという人だった。・・・誰? あ、でも「アヒルと鴨のコインロッカー」にも出てるらしい。 ・・・誰? 顔は可愛い・・・っぽい。
本■伊坂幸太郎★その他
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