勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









伊坂幸太郎『残り全部バケーション』(2016年01月11日 月曜日 18時49分)

伊坂幸太郎さんの文庫新刊『残り全部バケーション』。
年末に読んですごい面白かったんだけど
感想を書き忘れて年越しちゃったから年明けにもう1回読んだ。
2回目読むと、これがああ繋がってたのね、と新たな発見があるのが
伊坂さんの小説の面白いところだよね。

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5つの章からなっているお話で、
それ自体は1章ずつが独立した話でもあり面白いんだけど、
全編通して出てくる溝口と岡田の一連の物語にもなっていて、
こういう結末だったらいいな、と思って読んでいくと、
最終的に、そこまでは到達しないけどすごいいい具合に終わっていて、
ここから先の展開を想像できるラストでそういうのすごい好き。

1章ごとの話だと、2章の『タキオン作戦』好きだな~。
人に物事を信じさせるのって、めっちゃちゃんとした風じゃなくて
それらしい感じにした方がそれっぽくなるんだな~ってのがすごい納得いったし、
人に堂々と言えないような仕事してるくせに、
人をほっとけないような岡田の人柄もすごい見える話で好き。

3章の『検問』は、面白かったけど、結局あの車はなんだったのかってのは
わからず終わるんだね。
これも、それっぽく話を作るとそれらしくなるっていうことなのかな。
あれもどっかに繋がってくるかと思ったんだけど。

でも面白かった。
嫌なことがあるときはバカンスのことを考えよう。
表紙のデザインもすごい可愛いし好きだな~。



伊坂幸太郎『ジャイロスコープ』(2015年07月23日 木曜日 20時00分)

伊坂幸太郎さんの文庫オリジナル短編集『ジャイロスコープ』。

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7つの短編からなる短編集で、どれも雰囲気は違うんだけど、
どれも伊坂さんらしい感じがして面白かったな。

ちょっとずつ感想。
ネタバレ注意。

浜田青年ホントスカ

これのモデルぜったい濱田岳くんだよね。
読んでてずっと頭の中で岳くんがしゃべってた。
家出してきた浜田青年が、
稲垣さんという人が開いている相談屋でアシスタントをする、
という話なんだけど、
そこには実はある秘密があり、浜田青年自身にも秘密があり、
そうきたか!って感じだった。
これ自分好みな伊坂さんの話だな。

ギア

これ実は微妙によくわかんなかったんだよね。
ワゴンに乗った人たちのやりとりは面白かったし、
迷惑メールが実はホントだったっていうのも面白いんだけど、
急に出現した『セミンゴ』の話がなんかちょっと突拍子もないかな~と。
結局これどういう状況でこうなったんやろ。

二月下旬から三月上旬

タイトル通り、二月下旬から三月上旬までの出来事が
日付順に書いてあるんだけど、
連なった日にちかと思いきやちょっとしたトリックがあって、
なんかちょっと不思議で面白かった。

if

ちょっと星新一さんテイストの話で、
一度会った出来事が、もしこうだったらっていう
パラレルワールド的な話かと思いきや、実は・・・って話。
シンプルだけど面白い。

一人では無理がある

これも自分好みだったな~。
とある特殊なお仕事をしている会社での出来事。
最初はなんだかよくわかんないんだけど、
読んでいくうちにだんだん、あ~あれかってわかってきて、
そして最初と最後もちゃんと繋がってくるのがいいね。

彗星さんたち

新幹線のお掃除をしている人たちの話で、
話自体はなんてことないはずなのに、
最後のオチで、え、まさかそうだったの?って思う。
それと、新幹線に乗るときお掃除の人ちゃんと見てみたいと思う話。

後ろの声がうるさい

新幹線の中での出来事を描いた話なんだけど、
これまでの6編ともちょいちょい繋がりつつ、
最後はちょっといい話になってる。
短編集の終わりにふさわしい話。



伊坂幸太郎『夜の国のクーパー』(2015年04月27日 月曜日 20時08分)

伊坂幸太郎さんの文庫新刊『夜の国のクーパー』。
創元推理文庫とか普段ぜんぜんチェックしてないから
発売されてるの知らんかった・・・。

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久しぶりに、伊坂さんらしい、というか、
私の好きな伊坂さん作品らしい作品を読んだ気がする。
すごい面白かった。

ある国で、戦争が終わって、勝者による支配がはじまるところから、
物語は始まっていくんだけど、
こうだと思い込んでいたことが、最終的にことごとく崩れていって、
あの時実はこうだったんだ、あの人はこうだったんだ、
みたいなのがわかる瞬間がすごい面白かった。
一体どこで繋がるんだろうって思ってた、猫と男性の話も、
最終的に、あぁ、そういうことかぁ、って、
これは活字だからこそ騙されるトリックだね。映像だったら出来ない。

長編小説で、字も結構細かいし分厚いんだけど、
結構すらすらと読めて面白かった。



伊坂幸太郎『PK』(2015年03月04日 水曜日 20時00分)

これ去年買ったやつだったかな。
いろいろ出たから後回しになってたけどやっと読めた。
伊坂幸太郎さん『PK』。

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これはねぇ、1回読んだだけなんだけど、1回だと面白さが半分くらいしかわからんね。
前に、『フィッシュストーリー』読んだ時に、
自分は映画見てから読んだから話がわかったけど、
これ原作から読んだらわからんかもなぁって思ったんだけど、
この『PK』もそんな感じだった。

『PK』『超人』『密使』の3編から成り立っているんだけど、
まず『PK』を読んで、あ、これって短編集だったのか、
ってかこれで終わり?って思って、
次に『超人』を読み始めると、あ、これ続き物か、って思うんだけど、
途中で、ん?ってなって、
そして『密使』を読んで、なんとなくわかったような気になる、って感じ。

これたぶん、最後まで読んだうえでもう1回読むと、
もうちょっとなんとなくわかったような気になるんじゃないかな、って気がする。

昔誰かが誰かを助けた出来事が、別の誰かを助けて、
一見繋がっていないようなものが繋がっていたりとか、
なんとなく会話に出てきたものが、最後に実在の人物として出てきたりとか、
そういうところは、伊坂さんの作品らしくて、面白いな、と思った。
そして、人生の中で起こる、ほんのちょっとの選択肢の違いが、
その後のいろんなことに関わってくるんだな、と思った。

今また別の本読んでるから、読む本がなくなったら、もう1回読んでみよう。



伊坂幸太郎「マリアビートル」(2013年11月01日 金曜日 21時39分)

9月くらいに文庫本になった、伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」。

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一応、「グラスホッパー」の続編、ということらしいんだけど、
話自体は独立してるので、これだけで読める。
読みながら、あ~なんかこんな人「グラスホッパー」に出てきたような気がするなぁと
思う人もいたけど、読んだのがだいぶ前なので、話はぜんぜん覚えてなかった。
なんか怖かった印象はあったけど。

で、今回の「マリアビートル」。
これまたこえ~っ。
話としては、新幹線の中で起こった出来事を書いているだけなんだけど、
新幹線の中に殺し屋多すぎっ。死体多すぎっ。
いろんな会話を読んでるだけでも、想像して怖くなるようなことばっかり言うから、
とにかく怖すぎだ~っ。

でも、本としては結構分厚いんだけど、
1章ずつが、それぞれの登場人物の目線で書かれているから読みやすいし、
とにかく続きが気になったので、一気に読んだ。
それぞれの人がだんだん絡むようになっていって、面白くなっていくんだけど、
でも怖いんだってば。
最後は一応、ハッピーエンドなのか?これ。
中学生がどうなったかが一番気になるんだけどっ。
あ、これネタバレかも。
まぁホントに、怖かった。でも面白かった。

これ読んだら、「グラスホッパー」もまた読みたくなってきたな~。
でも「グラスホッパー」も怖いよな~。
ってか、まずパソコン前にどんどん溜まっていってる文庫本たちを
ぜんぶ読み終わってからだな。



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