勝手に三日坊主日記ver.2・・・日々思ったことなど適当に。 日本映画と音楽が好き。









「曲がれ!スプーン」&「なくもんか」(2009年11月23日 月曜日 19時17分)

フィギュア感想を先にアップしたので、遅くなったけど、
土曜日に2本の映画を見てきた。

曲がれ!スプーン

採点:☆☆☆☆★

ヨーロッパ企画といえば、映画「サマータイムマシン・ブルース」の脚本が
非常によくできていて楽しかったので、
今回の映画も、すごく期待していた、というわけではないんだけど、
きっと楽しいだろうな、と思って見に行ってきた。

結果、テンポもよく、笑いあり、ちょっときゅんとなるようなシーンあり、
やっぱり脚本がすごくよくできていて、
難しいことは考えずに、単純に楽しめる映画だった。

ここからはネタばれ。

物語の本線のつながりはもちろんだけど、
ちょっと脱線したところでも、いろいろと小ネタ的なつながりがあり、
たとえばラーメンの髪の毛を時間を止めて取った、という話のあとに、
その客がちょこっと出てきたりとか、
サイコキネシスで飛ばされた上司が、病院で出てきたりとか、
逃げ出した毒蜘蛛が、最後に腕を這っていたりとか。
そういう、小さなところでも楽しめた。

本線としては、超常現象などないと諦めかけたところでの、
エスパーたちのちょっとした演出。
そういう物語なんだろうなぁ、と想像はつくものの、やっぱりあったかい気持ちになる。
ただ惜しかったのは、ちょっとサンタが地味だったことかなぁ。
もうちょっと派手なことやると思っていたので、思ったよりはしょぼかったなぁ。
あれで、「みなさんひょっとして・・・」とはならないかも。
でも、その後のテレパシーを逆に利用する、とかは、なんだかほほえましかった。
あ、ちょっと脱線するけど、水に落ちた細男さんが柵を通り抜けるところとか、
そういう細かいところも笑えた。
なんか、前作「サマータイムマシン・ブルース」よりも、笑いが面白くなったような。
前作は、ここで笑え、みたいなところがちょっと寒かったけど。
マスターが助けられたというエスパーの話も面白かった。
最後のUFOのシーンも、ちょっと長かったけど、
番組の中ではインチキっぽかったUFO男さんが、番組後に呼んだちょっとした奇跡、
そういうのも、なんだか好きだ。

今回、一応、長澤まさみさんが主演、というふうに銘打ってあったけど、
どっちかというと、カフェ・ド・念力のみなさんのほうが主役で、
長澤さんはヒロインって感じだったかな。
長澤さん目当てで見に行くと物足りないかもしれないけど、
自分的には、あんまり目立ってる感じじゃなく、
程よいポイントでの入り具合が良かったと思う。

あ、あと、長いけどもうちょっとだけ。
映画館でYUKIさんの歌う主題歌がずっと流れてて、可愛くていいなぁって思ってたんだけど、
劇中に流れた矢野顕子さんの曲が、すごくさわやかでキュートで、とても良かった。

楽しくて、私好みの映画で、見て良かった。

なくもんか

採点:☆☆☆☆★

ん~、星3.5くらいの感じかな。
面白いことは面白かったんだけど、物語の焦点が定まっていない感じがした。
ひとつひとつのエピソードだけを見ると面白いんだけど、詰め込みすぎたって感じかなぁ。
いきなりネタばれ入るけど、
もうちょっといろいろ掘り下げていけばいいのに、ひとつひとつが、
ぷつっと切れてしまうので、最後の兄弟の漫才のシーンで、
感動するところまで結びつかなかった。
泥棒扱いされるエピソード、秘伝のソースよりふつうのソースがおいしかったエピソード、
お父さんがマスコミにニセ兄弟のことを売り込んだエピソード、
実はスナックのママとして働いてたエピソード、
面白かったエピソードを思い返していくと、いっぱい出てくるのに、
これが広がっていくか?と思うと、ぜんぜん広がらない。
なんか、もったいない感じがした。

キャストの方々は良かったと思う。
特に、阿部サダヲさんと竹内結子さん。
阿部さんは、八方美人でいつも笑顔の役が、すごく似合ってたと思う。
ただ、ちょっと、っていうかだいぶ、「舞子Haaaan!!!」とかぶった・・・。
竹内さんは、勝気でサバサバしたキャラクターが良かった。
これまた似合ってると思った。
いしだあゆみさんも、認知症の役がなんだか可愛らしくて良かった。
キャストの方々は良かっただけに、余計にもったいない気がする。

クドカン脚本の作品をいろいろ見てきて、いまさらだけど、
私って実はクドカン脚本とあまり相性良くないのかも・・・!?
なんというか、いつも、そこそこの笑いだけで終わってしまう気がする。
(でもなんか見ちゃうんだけどね・・・)



「サイドウェイズ」&「風が強く吹いている」(2009年11月01日 日曜日 19時49分)

映画を2本見に行ってきた。
「サイドウェイズ」は前から見たいと思っていて、
ホントはひとりで会社帰りにでも行こうと思ってたんだけど、
母親が見たいと言うので、一緒に見に行ってきた。
「風が強く吹いている」は、ぜんぜん見るつもりはなくて、
母親が見たいというのでまぁ一緒に見ればいいか、と見に行ってきた。

感想としては、やはり自分好みは「サイドウェイズ」だけど、
「風が強く吹いている」も結構良くて、今日はどちらもヒットだったな。

ということで、どちらもネタばれ入ったからどうっていう映画ではないけれど、
ネタばれ注意で。

サイドウェイズ

採点:☆☆☆☆★

心地よいテンポがとても小気味よく、笑いもなんだか心地よい。
ダメな男たちに笑ったり、景色や街の空気感に清々しくなったり、
なんだか妙な爽やか感の残る映画で、私好みだった。

女好きでハイテンション、でも、いい一面も持ってる大介役の生瀬勝久さんと、
ワインなんかぜんぜん似合わなさそうな、
そして最後まで間抜けな道雄役の小日向文世さん、
この2人のキャラクターとコンビネーションが、抜群にいい。
なんか、2人を見ているだけで、ずっと笑顔になっちゃうんだよね。
そしてそこに、ナパヴァレーの開放的な街や自然が合わさって、
なんとも気持ちの良い感じ。
音楽も、とても映画の雰囲気に合っていて、良かったと思う。

鈴木京香さんも良かったけど、菊地凛子さんが可愛かったな。
しぐさとか、話し方とか。
(これで顔がもうちょっと可愛かったら申し分ない、と思っちゃうのは失礼?)
こんな可愛い子を振り回しちゃダメだろ、って思うけど、
大介は大介で真剣なんだよね(結婚前なのに)。
それがまた、せつなくおかしい。

麻有子の方は、なかなか本心の見えにくい女性で、
道雄の振り回されっぷりがまたおかしいのね。
絶妙に下手なキスがなんだか良かった。
(小日向さん、「重力ピエロ」の時に、こんなときくらいしか鈴木京香さんと
夫婦になれる機会はない、みたいなことを話してたけど、キスまでできちゃったじゃん)
それから、ラストまですれ違っちゃって、
「東京に行っちゃったよ」「えぇ?」っていう間抜けな感じがいいよね。

全体を通してすごく好きな感じだったけど、唯一、
SMの女性に捕まって、そのあと鍵と財布を取り返しに行くシーン、
あそこだけ自分的にちょっと余計だったような・・・。
まあ、どうでもいいんだけど。

とにかく、すごく心地よい、爽やかな気持ちになれる映画で、とても良かった。

風が強く吹いている

採点:☆☆☆☆★

自分好みの映画じゃなさそうだったので、
見に行くつもりはなくて、付き合いで見に行った感じだったけど、
笑いどころも結構あり、感動できる部分もありで、結構良かった。

ストーリーとしては、箱根駅伝に到達するまでが意外に軽かったので、
あ、もうここまで来ちゃうんだ、っていう感じはしたけれど、
最終地点が箱根駅伝のゴールっていうことはわかってるから、
駅伝のシーンが長くても、途中で飽きずに最後まで楽しめた。
駅伝のシーンの中でも、結構笑える部分もあったので、
それも最後まで楽しめた要因かな。

自分的にすごく涙が出そうになったのは、神童のお母さんとの電話で、
一番物語の中に入り込んだのは、第9走者のカケルが走っている時だったな。
アンカーのハイジの部分は、入りこんでいたらきっと、
頑張れっていう気持ちになれたと思うんだけど、
実際の箱根駅伝のああいうシーンが途中で頭をよぎってしまって、
そこからちょっと1歩引いて見てしまったので、
ちょっと入り込めなかったのが残念だった。
でも、ハイジがゴール前で、襷を取ったところ、みんなに襷を繋ぐって感じで、
良かったと思う。

それと、エンドロールで他の人が席を立つことが嫌な私としては、
このエンドロールは、席を立たずに思わず見ちゃう、っていうところで、
いい演出だと思った。
(でも、映像がなくなったらすぐ席立ってた人は結構いたけど・・・)

キャストは、みんな良かったと思うんだけど、
演技がどう、というより、林遣都くんの走りに惚れた。
すごく軽やかで綺麗な走りで、見とれてしまった。
小出恵介くんの走りも綺麗だったけど、途中で足引きずる演技になっちゃったから、
もうちょっと綺麗な走りを見ていたかったかも。

冒頭にも書いたとおり、自分好みの映画かと言われると、
そんなに何回も見たくなるような感じではなかったけれど、
いい映画を見られて良かったと思う。



「悪夢のエレベーター」(2009年10月28日 水曜日 22時23分)

採点:☆☆☆☆★

全然気にしてなかった映画だったんだけど、
この間なんか見に行ったときにチラシをもらって、それ見たらなんか面白そうだったので、
見に行ってきた。

ハチャメチャドタバタ爆笑コメディ。
・・・ではなくて、
淡々と人間模様をつづる、一種の群像劇のような感じだった。

ネタばれなしに書けないので、ここからネタばれ注意。

最初は、誰がどんな嘘ついてるのかな~とか思いながら見てたんだけど、
わりと早い段階で、3人がグルだったというどんでん返しがあり、
どんでん返しも、まじで?そうなんだ!っていう感じではなくて、
ふぅん、なるほどなぁ、っていう感じ。
でも、最後に、カオルが最初から仕込んでた、ってのはちょっとびっくりしたかな。
麻奈美がカオルのお姉さんっていうのは、最初に身の上話が出た時にすぐわかったけど、
映画見てるうちにそんなことすっかり頭から抜けてたので、
改めて、そういうことね、って思ったし、
3人のネタばらしをされていく中で、
三郎は(猫を探していて)犬に噛まれた、牧原は(オカマで)いじめられてた、と、
嘘の話の中にホントが混ざっていたんだけど、
カオルは推理小説が部屋に並んでたくらいしかそれっぽいことが出てきてなかったので、
おかしいなって思っていて、
最後にやっぱりホントが入っていたところで、なるほどな、と思った。

終わり方は、すっきり解決して終わるのではなく、
これからどうなるのかな、っていう終わり方で、
そこは面白いと思ったんだけど、
自分の中でなんとなく物足りないな、って思いながらエンドロールを見ていて、
でも、エンドロールの後に出てきたカオルの行動と表情が、
自分の中ですごくしっくりきて、
物足りないって思ってた部分が解消された。
やっぱり映画は、エンドロール後まで全部見ないとね。

キャストはなかなかみんな良かったけど、
佐津川愛美ちゃんは、いろいろと面白い役をやるよねぇ。
強烈なキャラクターの中にも、外面だけではなく、その人の心の動きをちゃんと演じられる、
いい女優さんだと思った。

爆笑したり、驚いたりする映画ではなかったけど、
冒頭にも書いたとおり、ひとつの人間模様を興味深く描いた映画だと思った。

最後に。
エレベーターの防犯カメラのところから
頭だけ出た血まみれの管理人さんは怖い・・・。



「のんちゃんのり弁」(2009年10月16日 金曜日 22時27分)

採点:☆☆☆☆★

もともとあんまり見るつもりはなかったんだけど、
この間、映画館でポスター見たらなぜだか無性に見たくなり、
今日が最終日だったので、見に行ってきた。

世間知らずで甘っちょろい、でも、こざっぱりしてて愛らしい、
主人公、小巻の魅力に、なんだか見ていてとても笑顔になれたし、
はちゃめちゃで向こう見ずだけどなんだか応援したくなっちゃう。
ほのぼのとしてて、それでいてほどよくテンポの良い、
安心して見られる映画。
でも、旦那さんいるのに他の男の人誘惑しちゃダメよ。
(あ、これネタばれだ・・・)

ということで、ここからはネタばれ注意。

「のんちゃんという女の人がお弁当屋さんを開いて奮闘する物語」だと
勝手に思っていた私だけど、実際は、
「小巻という女の人がお弁当屋さんを開くまでの奮闘を描く物語」。
なので、美味しそうなお弁当はいっぱい出てきて見てておなかもすくんだけれど、
お弁当メインって感じじゃなくて、ホントに小巻メインって感じで、
別にすごくひたむきで一生懸命ないい子、ってわけじゃないんだけど、
とにかく彼女が魅力的だった。
小西真奈美さんは、役によって、好きだったり好きじゃなかったりするんだけど、
こういう役は似合うね。すごいぴったりな感じ。
むさくるしいダメ亭主の岡田義徳さんや、
これまたこざっぱりした性格のお母さん倍賞美津子さん、
山口紗弥加ちゃんや岸部一徳さんなど、
脇を固める人たちもそれぞれがいいキャラクターで、素敵だった。

わりと笑える楽しい感じでずっと進んでいたけど、
ラストはちょっとだけ、せつない感じで終わったね。
小学生になったのんちゃんが、親の手を離れ、一人で歩み始める。
嬉しいような、寂しいような、複雑な心境と、
お弁当屋という新たな一歩への想い。
ラストののんちゃんと小巻の手が離れるシーンは良かったんだけど、
この映画の中でのんちゃんがそれほど目立ってなかったので、
のんちゃん成長したんだなぁ~っていう感慨深い気分にならなかったのはちょっと残念。

自分も28になって、「とうとうアラサーだね」とか言われちゃってる年齢で、
主人公と結構近いので、
なんかこういうふうに、はちゃめちゃでも向こう見ずでもいいから、
自分のやりたいことに突っ走りたいなぁ、とか、思ったりもした。



「クヒオ大佐」(2009年10月14日 水曜日 23時20分)

採点:☆☆☆☆★

面白かったは面白かったんだけど、
なんかもうちょっと、面白くできたんじゃないかなっていう気がした。
ちょっと物足りない感じ。

ここからはネタばれ。

最初の第一章で、あれ?これもしかしてやっちゃった?って思ったんだけど、
第二章が始まってからは面白かった。
すごい詐欺のテクニックがあるわけでもない、
アメリカ人のふりをしてるけど英語もしゃべれない、
こんな人に、何で騙されちゃうんだろう、全然わかんない。
(こんな人がホントにいたって言うんだからびっくりだ)
でも、逆に脅迫されちゃうほど間抜けだけど、なんか愛嬌があってどこか変で、
騙されたふりしてあげてもいいかも、っていう気はするかも。
まあ騙されたっていっても、映画の中でいえば、
ホントに騙されてお金取られちゃったのはしのぶだけだし、
その本人も、完全に恋しちゃって「嘘をホントにしよう」なんて言い出すくらいだから、
実際これって誰も騙されてないのかもね。

堺雅人さんが素敵。
なんていうか、笑っちゃうんだよね。
あははって笑っちゃうんじゃなくて、なんか見てるとにやけちゃうの。
状況がやばくなった時のおっきく見開いてクルクル泳いでる目なんか、可愛い・・・。
クヒオ大佐のターゲットとなる女の人たちも、みんなそれぞれに良かった。
でも、春も言ってた、「どうして私なの?」。
・・・う~ん、私も、クヒオ大佐のターゲット選びの基準はわからん。

ラストシーンは、え、この映画どこに向かうつもり?と、一瞬、方向を見失ってしまったが、
ちゃんと着地して良かった・・・。
そして、エンドロールのクレイジーケンバンドの「女性を~見る~」がやたらと耳に残る。

こうやって感想書いてみると、別にここがダメだったとかいうところはないんだけど、
なんでか、あ~面白かった、っていう満足感が得られなかったのが残念。
とりあえず、堺雅人さんの良さは感じられる映画。



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